特許
J-GLOBAL ID:200903095816361903
硬質金属からなる工具の製造における円筒研削方法、および硬質金属からなる工具の製造における円筒形の原料体を研削するための円筒研削機械
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件):
深見 久郎
, 森田 俊雄
, 仲村 義平
, 堀井 豊
, 野田 久登
, 酒井 將行
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-501925
公開番号(公開出願番号):特表2006-519108
出願日: 2004年02月23日
公開日(公表日): 2006年08月24日
要約:
研削方法および円筒研削機械であって、硬質金属からなり焼結された丸棒(6)が、工作物スピンドルストックにあって締着顎(5)を設けたチャック(4)の中を通って摺動させられるものが提案される。上記丸棒(6)についての自由に突き出た端部領域(23)に2つの振れ止め座部(35,36)を形成するよう研削し、それから上記丸棒(6)に対して2つの振れ止め(11,12)を特定の方向(13,14)で当接させる。こうして実現される端部領域(23)の安全な支持のため、上記丸棒(6)の、心押し台の心押し軸(8)の方を向いた端部に、額コーン(37)を円周に関し高い精度で形成するよう研削することが可能となっている。額コーン(37)を形成する研削には、2つの異なって形成され軸方向に直接接してある個々の円板(31,32)からなり丸棒(6)に対してX軸方向で接近させられる複合砥石車(21)が用いられる。この複合砥石車(21)は研削スピンドル(18)に載置される。これら個々の円板(31,32)は異なる研削領域(33,34)を有する。 額コーン(37)を形成するよう研削した後、この額コーンは心押し軸(8)の前端にある中空センターポンチ(10)に載置され、その際、心押し軸は矢印(9)の方向で額コーン(37)の方へ動かされる。このようにして、チャック(4)の最初の締着を解放することなしに丸棒(6)の端部領域(23)が両端で可能な限り最も良好に締着される。この状態で、端部領域(23)での所望の円筒研削最終輪郭が円筒研削によって製造可能となっている。このようなプロセスの態様は、硬質金属製工具の製造に対して特に有利である。ただ1回の締着だけでバーに対して作業を行なうことで、経済的かつ円周面の欠陥の危険性なしに作業を行なうことができる。複合砥石車(21)における個々の異なる円板(31,32)は、さらにさまざまな研削用途に用いられ得る。端部領域(23)は、目標とされている円周の最終輪郭に達すると、円板(32)によって丸棒(6)から切離される。
請求項(抜粋):
工作物スピンドル台および心押し台を有する円筒研削機械による、硬質金属からなる工具の製造における円筒研削方法であって、硬質金属から形成される丸棒が原材料として用いられる、方法において、
a) 個々の工具の長さの倍数を長さとする丸棒(6)を前記工作物スピンドル台(3)のチャック(4)の中に締着するステップを含み、前記工作物スピンドル台(3)においては、前記チャック(4)が解放された際に前記丸棒(6)が軸方向に摺動可能であり、前記丸棒(6)についての前記工作物スピンドル台(3)から突き出た端部領域(23)が、前記心押し台(7)の方を向いており、前記方法はさらに、
b) 前記丸棒(6)についての、前記工作物スピンドル台(3)から突き出た前記端部領域(23)に少なくとも1つの振れ止め座部(35,36)を形成するよう研削して、前記振れ止め座部(35,36)に対して振れ止め(11,12)を当接させるステップと、
c) 前記丸棒(6)についての前記心押し台(7)の方を向いた額面に第1の額コーン(37)を形成するよう研削するステップと、
d) 前記心押し台(7)の心押し軸(8)に位置する中空センターポンチ(10)に対して前記第1の額コーン(37)を固着させるように互いに対して移送するステップと、
e) 前記丸棒(6)についての前記工作物スピンドル台(3)から突き出た前記端部領域(23)を、ほぼ前記個々の工具に対応する全体長さにわたって、その円筒研削最終輪郭まで円筒研削するステップと、
f) 一通り完成まで研削された前記個々の工具を前記丸棒(6)から切離すステップと、
g) 前記工作物スピンドル台(3)の、この時点まで締着したままである前記チャック(4)を解放して、前記丸棒(6)を前記工作物スピンドル台(3)内で前記心押し台(7)の方向に摺動させ、それから前記チャック(4)を締着させるステップとを含み、その際、前記丸棒(6)についての次に加工されるべき端部領域が前記工作物スピンドル台(3)から突き出る、ことを特徴とする方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (5件):
3C043AA02
, 3C043AA12
, 3C043CC03
, 3C043CC11
, 3C043DD05
引用特許:
審査官引用 (11件)
-
特開昭64-034648
-
溝付き工具の研削方法及び装置
公報種別:公表公報
出願番号:特願2001-548242
出願人:エルヴィンユンカーマシーネンファブリークゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング
-
特開昭54-000295
全件表示
前のページに戻る