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J-GLOBAL ID:201002277411342691   整理番号:10A0377331

地球深部探査船「ちきゅう」の下北半島沖慣熟航海コア試料-物性変動から予測される古環境変動-

著者 (28件):
資料名:
号: 87  ページ: 65-81  発行年: 2010年03月31日 
JST資料番号: L2430A  ISSN: 0022-9202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2005年と2006年の「ちきゅう」訓練掘削による下北半島沖でのコア採取工程と船上での研究手法を概説し,コア試料の岩相と物性・化学的計測の結果を示した。分析試料は,2地点4孔の連続コアと,1地点の深度522~647m部分のカッティングスである。全体に塊状珪藻質シルト質粘土で,微化石を多く含み,4岩相ユニットに区分できる。物性(帯磁率・γ線密度・電気比抵抗・自然γ線放射量・色反射率など),無機・有機化学組成,間隙水化学の特徴が明らかになった。挟在する多くの火山灰層のうち,広域テフラの支笏第一と阿蘇4を同定した。古地磁気・微化石データも含めて検討すると,C9001C孔最下部(深度365m)はブリュンヌ正磁極帯基底付近に対比され,約62cm/kyrで連続的に堆積した。堆積物の物性と組成は密接に関連する。火山灰層挟在頻度と帯磁率の大きさの一致から,火山活動の活発期は0~250ka,静穏期は250~640kaだった。粘土堆積物は物性の異なるClay AとClay Bに区分され,基本的に珪藻と陸源性物質の量比で識別される。物性値の周期解析によると,Clay A/Clay Bの繰り返しはミランコビッチサイクルに関連する可能性がある。
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分類 (2件):
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第四紀  ,  海洋地質学 

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