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J-GLOBAL ID:201002280023047794   整理番号:10A0861361

特異血清IgA抗体は喀痰培養での緑膿菌感染患者において肺炎をコロニー形成から識別する

A specific serum IgA antibody discriminates pneumonia from colonization state in patients with Pseudomonas aeruginosa in sputum culture
著者 (8件):
資料名:
巻: 82  号:ページ: 198-204  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: H0882A  ISSN: 0167-7012  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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著者らは緑膿菌の陽性喀痰培養を示す入院中の免疫不全患者で,感染状態とコロニー形成状態を識別する新しい特異的抗体検出方法の開発を試みた。緑膿菌関連性肺感染症患者24名(PA感染症群),肺感染症でない患者21名(PAコロニー形成群),血液培養で他の細菌陽性の患者20名(非PA感染症群)を含む喀痰培養で緑膿菌保持患者65名(全PA患者),及び38名の健常対照者の血清試料について,新しく開発した酵素免疫測定法(ELISA)によって,IgG及びIgA抗P.aeruginosa抗体を測定,比較した。IgG及びIgA抗体ELISAは低い変動係数(CV)%で納得のいく再現性を示し,ウェスタンブロット法では両抗体に共通に対応する抗原として2つの蛋白質バンドを示した。PA患者全ての両抗体の血清レベルは健常対照者に比べて高有意性(p<0.0001)で高かった。PA感染症群はPAコロニー形成群,非PA感染症群,健常対照者より有意に高いIgG及びIgAクラス抗体の平均レベルを示した(各々,p<0.0001)。全PA感染症とPAコロニー形成群を識別するための受信者動作特性(ROC)曲線分析では,IgA抗体の濃度曲線下面積(AUC,0.848)はIgG抗体(0.677)のAUCより有意に大きかった(p=0.019)。1.37units/mLの区別での最適IgA抗体カットオフ値で,IgA抗P.aeruginosa ELISAの感度と特異性はそれぞれ83.3%,85.7%であった。これらの知見は,IgG抗体ELISAよりむしろIgA抗体ELISAの方が陽性喀痰培養の免疫不全状態の患者で潜在性コロニー形成から緑膿菌関連性肺炎を識別するために役立つことを示唆する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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感染免疫  ,  微生物感染の生理と病原性 

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