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J-GLOBAL ID:201002297022115290   整理番号:10A1132287

非消化性2糖類のエピラクトースの消化は腸管内カルシウムおよび鉄吸収の増進を通してラットの胃切除後の骨減少および貧血を改善する

Ingestion of Epilactose, a Non-digestible Disaccharide, Improves Postgastrectomy Osteopenia and Anemia in Rats through the Promotion of Intestinal Calcium and Iron Absorption
著者 (11件):
資料名:
巻: 58  号: 19  ページ: 10787-10792  発行年: 2010年10月13日 
JST資料番号: C0251A  ISSN: 0021-8561  CODEN: JAFCAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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胃切除後に骨減少および貧血が発症するのは患者にとって一般的なことである。この原因として胃切除後の胃酸の欠如による腸管におけるカルシウムおよび鉄の吸収不良が原因であると報告されている。胃酸は小腸内で不溶性の食事性カルシウムおよび鉄を可溶化することで腸管吸収の重要な役割を行なっている。そこで,腸管内においてカルシウムおよび鉄吸収の増進ができれば骨減少および貧血を改善することが可能となる。一方,エピラクトース(4-O-β-ガラクトピラノシル-D-マンノース)は牛乳から僅かに採取できる貴重な非消化性2糖類である。最近,筆者等はエピラクトースをRuminococcus albusNE1株の培養およびセロビオース2-エピメラーゼを使用して調製する手法を開発した。このエピラクトースがカルシウム吸収作用で公知のフルコトオリゴ糖(FOS)よりも腸管内でのカルシウム吸収が優れていることを既に報告した。ここでは,非消化性2糖類のエピラクトースの消化による腸管内カルシウムおよび鉄吸収の増進を通してラットの胃切除後の骨減少および貧血が改善されるかを検討した。実験の結果,エピラクトースを含有した試料をラットに食餌させることでラットの胃切除後のカルシウム吸収,鉄吸収の減少,貧血,骨減少などを改善することができた。また,同時にラットの盲腸組織重量を増加させ,その結果,腸内微生物により短鎖脂肪酸が生成されるようになった。筆者はこれらの一連の現象がエピラクトースの摂取による腸管内カルシウムおよび鉄吸収の増進の要因であると結論した。
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分類 (4件):
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砂糖以外の糖  ,  動物の代謝と栄養一般  ,  腸  ,  微生物,組織・細胞培養による物質生産一般 
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