特許
J-GLOBAL ID:201003044613899840

シールリング付車輪支持用転がり軸受ユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-016752
公開番号(公開出願番号):特開2010-210085
出願日: 2010年01月28日
公開日(公表日): 2010年09月24日
要約:
【課題】シールリングによるシール性能を向上させて転動体を設置した内部空間への異物進入防止効果を良好にする。そして、優れた耐久性を有するシールリング付車輪支持用転がり軸受ユニットを、回転抵抗を大きくする事なく実現する。【解決手段】ラビリンスリップ21aの先端部を、回転側フランジ12の内側面に設けられた段部25よりも径方向外方に位置させると共に、上記ラビリンスリップ21aの先端部とこの段部25とを径方向に重畳させる。そして、このラビリンスリップ21aの先端部内周面をこの段部25の外周面に全周に亙り近接対向させて、これら先端部内周面と段部25の外周面との間に、軸方向のラビリンスシール28bを形成する。又、シール材18bの一部により、外輪2の外端部外周面よりも大きな外径寸法を有する堰部31を設ける。【選択図】図1
請求項(抜粋):
内周面に外輪軌道を有し、懸架装置に支持された状態で回転しない外輪と、外周面のうちでこの外輪軌道と対向する部分に内輪軌道を有し、この外輪と同心に配置されたハブと、これら外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、このハブの外周面のうちで上記外輪の外端開口部よりも外方に突出した部分に設けられた、このハブに対し車輪を支持固定する為のフランジと、上記外輪の内周面とこのハブの外周面との間に存在する内部空間の外端開口部を塞ぐシールリングとを備え、 上記フランジは、基端寄り部分に設けられた厚肉部と先端寄り部分に設けられた薄肉部とを、内側面に形成した段部により連続して成るものであり、上記シールリングは、上記外輪の外端部に固定される芯金と、この芯金により補強された弾性材製のシール材とから成り、このシール材は、上記フランジの内側面若しくは上記ハブの外周面に全周に亙り摺接する、少なくとも1本のシールリップと、これら各シールリップのうちで最も径方向外側に設けられたシールリップよりも径方向外方に設けられ、その先端部を上記フランジの内側面に全周に亙り近接対向させて、これら先端部とフランジの内側面との間にラビリンスシールを形成する、ラビリンスリップとを備えたものである、シールリング付車輪支持用転がり軸受ユニットに於いて、 上記ラビリンスリップの先端部を上記段部よりも径方向外方に位置させると共に、これらラビリンスリップの先端部と段部とを径方向に重畳させて、このラビリンスリップの先端部内周面をこの段部に全周に亙り近接対向させており、且つ、上記シールリングを構成するシール材のうちで、上記ラビリンスリップの基端部から内方に連続する部分に、上記外輪の外端部外周面よりも大きな外径寸法を有する堰部を設けている事を特徴とするシールリング付車輪支持用転がり軸受ユニット。
IPC (2件):
F16C 33/80 ,  F16C 33/78
FI (2件):
F16C33/80 ,  F16C33/78 E
Fターム (7件):
3J016AA02 ,  3J016BB04 ,  3J016BB05 ,  3J016BB17 ,  3J016CA02 ,  3J016CA03 ,  3J016CA06
引用特許:
出願人引用 (7件)
  • 軸受装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2004-243775   出願人:日本精工株式会社
  • 密封装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2006-185201   出願人:光洋シーリングテクノ株式会社
  • ハブユニット軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-104029   出願人:日本精工株式会社
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審査官引用 (7件)
  • 軸受装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2004-243775   出願人:日本精工株式会社
  • 密封装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2006-185201   出願人:光洋シーリングテクノ株式会社
  • ハブユニット軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2007-104029   出願人:日本精工株式会社
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