特許
J-GLOBAL ID:201003082713571655 血管平滑筋細胞増殖を抑制する血管狭窄部挿入用基材
発明者:
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出願人/特許権者: 代理人 (2件):
中嶋 伸介
, 鈴木 征四郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-248406
公開番号(公開出願番号):特開2010-131373
出願日: 2009年10月29日
公開日(公表日): 2010年06月17日
要約:
【課題】血管平滑筋細胞の増殖を阻害する細胞療法ツールとその製造方法を提供する。【解決手段】血管狭窄部挿入用基材は、(A)霊長類動物多能性幹細胞をサイトカインの存在下で浮遊培養し、胚葉体類似細胞凝集塊等を製造し、(B)胚葉体類似細胞凝集塊等を、血管内皮細胞に分化させるサイトカインの存在下で接着培養して浮遊細胞と接着細胞を含む特定前駆細胞を製造し、(C)特定前駆細胞から接着細胞を分離し、そして(D)接着細胞を接着培養で継代することで産生される血管内皮細胞を、ステント等の基材に被覆したものである。この基材は、血管平滑筋細胞の増殖抑制と血管内皮細胞の補充という根本的な治療効果を同時にもたらす。補充された血管内皮細胞は自己増幅能を持ち、治療後も長期に渡って効果が持続するため、生体吸収性ステントと併用することでステントフリーの血行再建術も達成される。【選択図】図4
請求項(抜粋):
(A) 霊長類動物多能性幹細胞を、サイトカインの存在下、血清もしくは血清代替物を含む培地または無血清培地で浮遊培養し、胚葉体または胚葉体類似細胞凝集塊を製造するステップ、
(B) ステップ(A)で得られた胚葉体または胚葉体類似細胞凝集塊を、血管内皮細胞に分化させるための少なくとも一種のサイトカインの存在下、接着培養して浮遊細胞と接着細胞とを含む特定前駆細胞を製造するステップ
(C) ステップ(B)で得られた特定前駆細胞から浮遊細胞と接着細胞を分離するステップ、および
(D) ステップ(C)で分離された接着細胞を接着培養で継代する方法を用いて血管内皮細胞を産生させるステップ
により分化誘導された血管内皮細胞で血管狭窄部挿入用基材を被覆してなる、血管平滑筋細胞増殖を抑制する血管狭窄部挿入用基材。
IPC (3件):
A61L 33/00
, C12Q 1/02
, C12Q 1/68
FI (3件):
A61L33/00 Z
, C12Q1/02
, C12Q1/68 A
Fターム (16件):
4B063QA08
, 4B063QA18
, 4B063QQ02
, 4B063QQ53
, 4B063QR56
, 4B063QR77
, 4B063QS34
, 4C081AC06
, 4C081BA01
, 4C081CD27
, 4C081CD34
, 4C081DA02
, 4C081DA03
, 4C081DC03
, 4C081EA02
, 4C081EA11
引用特許: 出願人引用 (3件) 審査官引用 (1件) - ステントグラフト
公報種別:公開公報
出願番号:特願2002-112076
出願人:松田武久, 鐘淵化学工業株式会社
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