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J-GLOBAL ID：201102246699435863   整理番号：11A1265959

セラミック材料の酵素媒介合成

Enzyme-mediated synthesis of ceramic materials

著者 (3件)： UNUMA Hidero (Graduate School of Sci. and Engineering, Yamagata Univ.) ,  MATSUSHIMA Yuta (Graduate School of Sci. and Engineering, Yamagata Univ.) ,  KAWAI Takahiro (Graduate School of Sci. and Engineering, Yamagata Univ.)
資料名： Journal of the Ceramic Society of Japan  (Journal of the Ceramic Society of Japan)
巻： 119  号： 1392  ページ： 623-630 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0382A  ISSN： 1882-0743  CODEN： JCSJEW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ある酵素は金属イオンの沈殿生成の触媒となり,ある酵素は金属前駆体と直接,相互作用する。このように,酵素はマイルド条件において無機固体の合成をもたらす。酵素反応の特徴のため,酵素媒介セラミック合成法は,1)サイト選択性セラミック堆積,2)低温セラミック合成,3)熱感受性を備えたセラミック,4)準安定相を促進する。各種テンプレートに酵素を固定化することによりセラミックの形態を種々に制御できる。これまで,薄膜被覆,中空マイクロおよびナノスフィア,多層積層,ナノチューブ,2Dパターン,ハニカム構造,生体鉱物の3Dレプリカ,等々が報告されている。酵素媒介セラミック合成により,酵素として蛋白質やペプチドを適用した新規プロセッシング技術が出現した。生体材料,酵素固定化支持体,酵素センサなどの多くの分野で,酵素またはペプチド媒介セラミックの兆しが見えてきた。本稿では,酵素媒介セラミック合成の最近の進歩,関連技術および将来展望に関する広範囲な研究について提示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *セラミック ,  *酵素 ,  触媒 ,  酵素利用反応 ,  酵素触媒重合 ,  酵素反応 ,  *化学合成 ,  固定化酵素 ,  準安定相 ,  選択性 ,  タンパク質 ,  支持物 ,  酵素センサ ,  技術予測 ,  予測 ,  文献展望 ,  鉱物 ,  ウレアーゼ ,  炭酸アンヒドラーゼ ,  リゾチーム ,  ペプチド ,  アルカリ性ホスファターゼ ,  シリカテイン ,  酵素触媒 ,  生体鉱物 ,  低温合成
準シソーラス用語： 将来展望 ,  生体材料

分類 (1件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V)

引用文献 (100件)：

• 1) D. McConnell, W. J. Frajola and D. W. Deamer, Science, 133, 281–282 (1961).
• 2) K. Shimizu, J. Cha, G. D. Stucky and D. E. Morse, Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 95, 6234–6238 (1998).
• 3) L. Betancor and H. R. Luckarift, Trends Biotechnol., 26, 566–572 (2008).
• 4) M. B. Dickerson, K. H. Sandhage and R. R. Naik, Chem. Rev., 108, 4935–4978 (2008).
• 5) C.-L. Chen and N. L. Rosi, Angew. Chem., Int. Ed., 49, 1924–1942 (2010).

タイトルに関連する用語 (2件)： セラミック材料 ,  酵素