抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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収穫後のカキ‘富有’における弾性指標は,収穫時期に関わらず同様のパターンで低下した.また,官能評価の結果から,食べ頃の弾性指標は13.563~30.202 × 10
6 cm
2・Hz
2と決定した.これらの結果から,食べ頃の予測式を作成した.食べ頃始期はt
1 = {9.386(30.202 - Y
0)}/{0.830(Y
0 - 30.202) - Y
0},食べ頃終期はt
2 = {9.386(13.563 - Y
0)}/{0.830(Y
0 - 13.563) - Y
0},Y
0は収穫後0日の弾性指標とした.なお,Y
0は指数表示の仮数部を代入する.この予測式における予測値と実測値の誤差は,食べ頃始期で0.5~1.3日,食べ頃終期で0.7~3.5日であり,実用上大きな問題はないと考えられる.しかし,より精度の高い予測式を作成するため,さらなる検討が必要である.また,収穫後の‘富有’果実における肉質評価には,食べ頃終期までは音響振動法による弾性指標が,それ以降は音響法(AMC法)による食感指標が有効な方法であると考えられた.(著者抄録)