特許
J-GLOBAL ID:201103024541195246

軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鴨田 哲彰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-293190
公開番号(公開出願番号):特開2011-133359
出願日: 2009年12月24日
公開日(公表日): 2011年07月07日
要約:
【課題】軽量気泡コンクリート(ALC)水平部材の劣化レベルの診断を、部材を取り外して試験することなく、簡便、迅速かつ適確に行う。【解決手段】ALC水平部材について、化学分析により反応カルシウム含有量(質量%)と、熱分析により炭酸ガス含有量(質量%)を測定し、該測定結果に基づき、(炭酸ガス含有量(質量%)-1)/(反応カルシウム含有量(質量%)×44/56-1)×100の式で得られる炭酸化度(%)を算出し、該水平部材が床材であるか屋根材であるか、持続的な荷重があるかないかで、それぞれ場合分けした上で、前記炭酸化度(%)に基づいて劣化レベルを診断する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
予め、複数の軽量気泡コンクリート水平部材について、化学分析により反応カルシウム含有量(質量%)と、熱分析により炭酸ガス含有量(質量%)を測定し、該測定結果に基づき、(炭酸ガス含有量(質量%)-1)/(反応カルシウム含有量(質量%)×44/56-1)×100の式で得られる炭酸化度(%)を算出すると共に、該複数の軽量気泡コンクリート水平部材のそれぞれの設計荷重たわみと長期荷重時たわみのデータを求め、該設計荷重たわみ、または長期荷重時たわみの数値が、床材または屋根材の初期たわみ限度もしくは長期荷重時たわみ限度に該当する場合の軽量気泡コンクリート水平部材の炭酸化度(%)を求めておき、 診断対象の軽量気泡コンクリート水平部材についての炭酸化度(%)を、前記化学分析および熱分析の測定結果に基づき得て、 該得られた炭酸化度を、該診断対象の軽量気泡コンクリート水平部材が、(1)床材で持続的な荷重がある場合には、前記予め得られた長期荷重時たわみの数値が、床材の初期たわみ限度もしくは長期荷重時たわみ限度に該当する場合の炭酸化度と比較することにより、(2)床材で持続的な荷重がない場合には、前記予め得られた設計荷重たわみの数値が、床材の初期たわみ限度もしくは長期荷重時たわみ限度に該当する場合の炭酸化度と比較することにより、(3)屋根材で持続的な荷重がある場合には、前記予め得られた長期荷重時たわみの数値が、屋根材の初期たわみ限度もしくは長期荷重時たわみ限度に該当する場合の炭酸化度と比較することにより、(4)屋根材で持続的な荷重がない場合には、前記予め得られた設計荷重たわみの数値が、屋根材の初期たわみ限度もしくは長期荷重時たわみ限度に該当する場合の炭酸化度と比較することにより、劣化レベルを判定する、軽量気泡コンクリート水平部材の劣化診断方法。
IPC (3件):
G01N 17/00 ,  G01N 33/38 ,  G01N 19/00
FI (3件):
G01N17/00 ,  G01N33/38 ,  G01N19/00 E
Fターム (10件):
2G050AA02 ,  2G050AA07 ,  2G050BA03 ,  2G050BA04 ,  2G050BA20 ,  2G050CA10 ,  2G050EB01 ,  2G050EB10 ,  2G050EC01 ,  2G050EC04
引用特許:
出願人引用 (8件)
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審査官引用 (8件)
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