特許
J-GLOBAL ID:201103032946606777

缶エンド用アルミニウム合金板及びその製造方法。

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人あいち国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-203491
公開番号(公開出願番号):特開2011-052290
出願日: 2009年09月03日
公開日(公表日): 2011年03月17日
要約:
【課題】薄肉化が可能な程十分に高強度でかつ靱性に優れ、中間焼鈍を省略しても中間焼鈍用の金型を変えることなく製缶に適した異方性に制御した缶エンド用アルミニウム合金板及びその製造方法を提供すること。【解決手段】ブランク1を打ち抜いて該ブランク1に成形を施して缶エンドを製造するために用いられ、熱間圧延後に中間焼鈍を行うことなく冷間圧延を施して作製してなる缶エンド用アルミニウム合金板及びその製造方法である。缶エンド用アルミニウム合金板は、Si、Fe、Cu、Cr、Zn、Mn、及びMgを含有し、Mn及びMgは特定の相関関係を満足するように含有する。また、0°-180°耳率(A)が5.0〜7.0%であり、45°耳率(B)が6.0〜9.0%である。上記(A)と上記(B)との関係が、15.6≦1.33×(A)+(B)≦16.6である。さらに、特定の引張強さを有する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ブランクを打ち抜いて該ブランクに成形を施して缶エンドを製造するために用いられ、熱間圧延後に中間焼鈍を行うことなく冷間圧延を施して作製してなる缶エンド用アルミニウム合金板であって、 Si:0.04〜0.30%(質量%、以下同様)、Fe:0.12〜0.40%、Cu、Cr、Zn:いずれも0.14%以下、Ti:0.10%以下、Mn:0.25〜0.50%、Mg:4.1〜5.0%を含有し、残部が不可避的不純物とアルミニウムからなり、[Mg]≧-1.96×[Mn]+5.0([Mg]及び[Mn]はそれぞれMg含有量(%)及びMn含有量(%))という関係を満足する組成を有し、 板厚が0.215〜0.25mmであり、 0°-180°耳率(A)が5.0〜7.0%であり、45°耳率(B)が6.0〜9.0%であり、 上記(A)と上記(B)との関係が、15.6≦1.33×(A)+(B)≦16.6であり、 圧延方向に対して0°、45°、90°の角度をなす方向に引張試験をしたときの引張強さがいずれの方向についても350MPa以上であることを特徴とする缶エンド用アルミニウム合金板。(ただし、耳率は、上記缶エンド用アルミニウム合金板を直径55mmで切り抜いて試験用のブランクを作製し、該ブランクを絞り比1.67でカップ状に成形したときにカップの開口部に生じる耳の耳率であり、耳率(%)=100×{(山高さの平均)-(圧延方向に対して90°及び270°の角度をなす位置におけるカップ壁の高さの平均)}/[{(山高さの平均+(圧延方向に対して90°及び270°の角度をなす位置におけるカップ壁の高さの平均))}/2]という式で定義する。なお、山高さは、0°-180°耳率(A)においては圧延方向に対して0°及び180°の角度をなす位置におけるカップ壁の高さであり、45°耳率においては圧延方向に対して45°、135°、225°、及び315°の角度をなす位置におけるカップ壁の高さである。)
IPC (5件):
C22C 21/06 ,  C22F 1/047 ,  B21B 3/00 ,  B65D 1/00 ,  B65D 1/12
FI (5件):
C22C21/06 ,  C22F1/047 ,  B21B3/00 J ,  B65D1/00 A ,  B65D1/12 Z
Fターム (3件):
3E033AA06 ,  3E033BA07 ,  3E033FA01
引用特許:
出願人引用 (6件)
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