特許
J-GLOBAL ID:201103040434311930

リニアソレノイド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 石黒 健二 ,  長谷 真司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-260992
公開番号(公開出願番号):特開2011-108781
出願日: 2009年11月16日
公開日(公表日): 2011年06月02日
要約:
【課題】メッキ処理後における切削加工を廃止してプランジャのコストダウンを図る。【解決手段】プランジャ3は、磁性母材と非磁性のメッキ層とから構成される。磁性母材は、第1、第2磁気遮断部8、9の軸方向範囲内に設けられる第1、第2膨出部13、14と、磁気受渡コア7と径方向の磁気の受渡を行なうプランジャメイン筒15とを備え、第1、第2膨出部13、14のメッキ層のみでプランジャ3とステータコア5が直接摺動する。磁束の偏りを防ぐために要求される非磁性距離は、第1、第2膨出部13、14の径方向の膨出量によって確保できる。これにより、メッキ層を薄く設けることができ、メッキ処理後におけるプランジャ3(磁性母材+メッキ層)の外径寸法のバラツキを抑えることができる。このため、メッキ処理後における切削加工を廃止してコストを下げることができる。また、メッキ時間の短縮により生産性を高めることができる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
通電により磁力を発生するコイル(2)と、 軸方向へ摺動自在に支持されるプランジャ(3)と、 前記コイル(2)の発生する磁力により前記プランジャ(3)を吸引磁力する磁気吸引コア(6)、前記プランジャ(3)と径方向の磁気の受け渡しを行う磁気受渡コア(7)、および前記磁気吸引コア(6)と前記磁気受渡コア(7)の間に設けられて前記磁気吸引コア(6)と前記磁気受渡コア(7)が直接磁気的に結合するのを阻止する環状の第1磁気遮断部(8)が一体に設けられたステータコア(5)と、を備え、 前記プランジャ(3)が前記ステータコア(5)の内周面で直接摺動するリニアソレノイド(1)において、 (a)前記磁気受渡コア(7)は、前記第1磁気遮断部(8)から軸方向に離れた部位に、当該磁気受渡コア(7)における磁路の形成を阻止する環状の第2磁気遮断部(9)を備え、 (b)前記第1磁気遮断部(8)および前記第2磁気遮断部(9)は、前記ステータコア(5)の外周面に環状の溝を形成することで設けられ、 (c)前記プランジャ(3)は、磁性体材料よりなる磁性母材(11)と、この磁性母材(11)の表面に形成されて前記ステータコア(5)の内周面に直接摺動する非磁性体材料よりなるメッキ層(12)とからなり、 (d)前記磁性母材(11)は、 前記プランジャ(3)の軸方向の全ストローク範囲において前記第1磁気遮断部(8)の軸方向範囲内に収まる部位に、径方向に膨出する第1膨出部(13)を備えるとともに、 前記プランジャ(3)の軸方向の全ストローク範囲において前記第2磁気遮断部(9)の軸方向範囲内に収まる部位に、径方向に膨出する第2膨出部(14)を備え、 さらに、少なくとも前記第1膨出部(13)と前記第2膨出部(14)の軸方向間に、前記磁気受渡コア(7)と径方向の磁気の受渡を行なうプランジャメイン筒(15)を備え、 (e)前記メッキ層(12)は、少なくとも前記第1、第2膨出部(13、14)の外面に設けられ、 (f)前記第1膨出部(13)に設けられたメッキ層(12)と前記第1磁気遮断部(8)の内周面とが摺接する第1摺接部、および前記第2膨出部(14)に設けられたメッキ層(12)と前記第2磁気遮断部(9)の内周面が摺接する第2摺接部のみによって、前記プランジャ(3)が前記ステータコア(5)の内周面で直接摺動することを特徴とするリニアソレノイド。
IPC (1件):
H01F 7/16
FI (1件):
H01F7/16 D
Fターム (12件):
3H106DA23 ,  3H106DB02 ,  3H106DB23 ,  3H106DB32 ,  3H106DC09 ,  3H106DD09 ,  3H106EE35 ,  3H106GA21 ,  3H106KK03 ,  5E048AA08 ,  5E048AB01 ,  5E048AD02
引用特許:
出願人引用 (9件)
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審査官引用 (3件)

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