特許
J-GLOBAL ID:201103085200988506
流体封入式防振装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
笠井 美孝
, 中根 美枝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2009-292912
公開番号(公開出願番号):特開2011-133031
出願日: 2009年12月24日
公開日(公表日): 2011年07月07日
要約:
【課題】互いに異なる3つの周波数域の振動に対して何れも優れた防振性能が発揮される流体封入式防振装置を、アクチュエータ駆動される切換弁等を必要とすることなく簡単で且つコンパクトな構造をもって実現すること【解決手段】第一のオリフィス通路80で相互に連通された受圧室76と平衡室78を仕切る仕切部材22によって、ゴム弾性板32の径方向中間部分を板厚方向に挟持し且つ径方向に位置決めして支持せしめ、かかる環状支持部よりも内周側の中央部分64で液圧吸収機構86を構成する一方、該環状支持部よりも外周側の外周部分68を仕切部材22の環状収容部60に収容位置せしめて該外周部分68を回りこんで延びる第二のオリフィス通路84を形成した。これにより、第一のオリフィス通路80により低周波振動に対する防振効果を得、第二のオリフィス通路84により中周波振動に対する防振効果を得、更に液圧吸収機構86により高周波振動に対する防振効果を得た。【選択図】図1
請求項(抜粋):
第一の取付部材と第二の取付部材を本体ゴム弾性体で連結せしめ、該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成された受圧室と、壁部の一部が可撓性膜で構成された平衡室を、該第二の取付部材で支持された仕切部材を挟んだ両側に形成して、それら受圧室と平衡室に非圧縮性流体を封入すると共に、それら受圧室と平衡室を連通する第一のオリフィス通路を形成した流体封入式防振装置において、
円板形状のゴム弾性板に対して径方向中間部分の表裏両面に突出して周方向に延びる環状シールリップを一体形成し、前記仕切部材によって該ゴム弾性板の該環状シールリップを表裏両側から挟んで且つ径方向に係止して支持せしめ、該仕切部材に設けた透孔を通じて前記受圧室と前記平衡室の圧力が該ゴム弾性板の該環状シールリップで囲まれた中央部分の各一方の面に及ぼされるようにして液圧吸収機構を構成する一方、
該ゴム弾性板における該環状シールリップの外周側に環状薄肉部を形成し、該環状薄肉部の径方向外方に位置する該ゴム弾性板の外周部分を板厚方向に波うった湾曲形状とすると共に、該仕切部材において該ゴム弾性板の該外周部分を収容する環状収容部を形成して、該環状収容部に設けた連通孔を通じて該環状収容部を該受圧室と該平衡室に連通させることにより、該環状収容部内で該ゴム弾性板の該外周部分を回り込んで該受圧室と該平衡室を連通する第二のオリフィス通路を形成したことを特徴とする流体封入式防振装置。
IPC (3件):
F16F 13/06
, F16F 13/10
, F16F 13/18
FI (4件):
F16F13/00 620C
, F16F13/00 620D
, F16F13/00 620S
, F16F13/00 620R
Fターム (9件):
3J047AA03
, 3J047AB01
, 3J047CA03
, 3J047CA04
, 3J047CA06
, 3J047CB06
, 3J047CC02
, 3J047DA01
, 3J047FA02
引用特許:
審査官引用 (6件)
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流体封入式防振装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2008-089042
出願人:東海ゴム工業株式会社
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流体封入式防振装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2005-331644
出願人:東海ゴム工業株式会社
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流体封入式防振装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2004-286205
出願人:東海ゴム工業株式会社
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液封入式防振装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2006-079461
出願人:東洋ゴム工業株式会社
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特開平1-229132
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流体封入式防振装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2006-173991
出願人:東海ゴム工業株式会社
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