抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来の凍結置換法に替わる新しい観察方法を開発した。凍結魚肉を凍結組織包埋剤で包埋した後,凍結ミクロトームでトリミングし,低温を維持したまま試料表面に低温粘着フィルムを貼り付けた。これを7μmに薄切りし,フィルムを貼り付けたまま,エタノールによる固定と染色を行って,観察標本とした。本方法によって,凍結置換法では,2~4週間程度要していた処理を,20~30分で行うことができる。氷結晶形態の計測によって,本プロセスによる標本と凍結置換法による標本を比較した結果,ほぼ同等のサイズ,形状が得られ,本方法の有用性を実証した。さらに,応用例として,多数の切片の連続画像による凍結魚肉内氷結晶の三次元画像の構築を示した。