特許
J-GLOBAL ID:201303098391902494

構造物用の滑り支承

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 武志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-187061
公開番号(公開出願番号):特開2013-189842
出願日: 2012年08月27日
公開日(公表日): 2013年09月26日
要約:
【課題】大きな地震等に基づく大きな運動エネルギである振動エネルギを位置エネルギに変換して大きな振動エネルギを効果的に吸収、減衰でき、而して、下部構造物から上部構造物の脱落を防止でき、しかも、損壊の虞のない上に、製造費の低減及び占有空間の低減を図り得ると共に下部構造物からの上部構造物への大きな水平力の伝達を低減し得て、費用のかかる上部構造物の耐震性の向上を回避できる構造物用の滑り支承を提供すること。【解決手段】構造物用としての橋梁用の滑り支承1は、下部構造物としての橋脚2に対して上部構造物としての橋桁3を水平方向において橋軸方向H(以下、H方向という)に移動自在に支持するべく、橋脚2と橋桁3との間に介在される。【選択図】図1
請求項(抜粋):
下部構造物に対して上部構造物を水平方向に移動自在に支持するべく、下部構造物と上部構造物との間に介在される構造物用の滑り支承であって、上部構造物側に配される上部側滑り面と、この上部側滑り面に水平方向に滑り移動自在に接触すると共に前記上部側滑り面を介して上部構造物の荷重を受けるように下部構造物側に配される下部側滑り面と、下部構造物に対する上部構造物の一定以上の水平方向の相対的変位に対する復元力を発生する復元力発生手段と、下部構造物に対する上部構造物の水平方向及び鉛直方向の相対的振動エネルギを伸縮において吸収、減衰するべく、一端が上部構造物側に回転自在に第一の軸支点で軸支されている一方、他端が下部構造物側に回転自在に第二の軸支点で軸支されていると共に鉛直方向に伸縮自在に配された流体ダンパとを具備しており、前記復元力発生手段は、下部構造物及び上部構造物のうちの一方に固定されると共に前記下部側滑り面に対して交差方向に伸びる変位面とこの変位面に対面した対抗面とを有しており、下部構造物に対する上部構造物の一定以上の水平方向の相対的変位において前記変位面への前記対抗面の接触に基いて上部構造物を下部構造物から鉛直方向に移動させるようになっており、前記流体ダンパは、下部構造物に対する上部構造物の一定以上の水平方向の相対的変位を超えない相対的変位においては、前記下部側滑り面と第一の軸支点との間の鉛直距離が維持されて第二の軸支点に対して第一の軸支点が水平方向に相対的に移動すると共に第一の軸支点と第二の軸支点とを結ぶ線が第二の軸支点を中心として揺動する一方、下部構造物に対する上部構造物の一定以上の水平方向の相対的変位においては、前記下部側滑り面と第一の軸支点との鉛直距離が増減されて第二の軸支点に対して第一の軸支点が水平方向に対して交差する方向に相対的に移動して、伸縮するようになっている構造物用の滑り支承。
IPC (6件):
E01D 19/04 ,  F16F 15/02 ,  F16F 15/023 ,  F16F 9/54 ,  F16F 9/20 ,  E04H 9/02
FI (6件):
E01D19/04 A ,  F16F15/02 L ,  F16F15/023 A ,  F16F9/54 ,  F16F9/20 ,  E04H9/02 331E
Fターム (17件):
2D059AA36 ,  2D059AA37 ,  2E139AA01 ,  2E139AC20 ,  2E139BA12 ,  2E139BD35 ,  2E139CA21 ,  3J048AA06 ,  3J048AA07 ,  3J048AC04 ,  3J048BE03 ,  3J048BG04 ,  3J048DA01 ,  3J048EA39 ,  3J069AA55 ,  3J069CC34 ,  3J069EE03
引用特許:
審査官引用 (8件)
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