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J-GLOBAL ID:201502262839831874   整理番号:15A0331236

オオムギ麹生産時のAspergillus kawachiiの温度応答のトランスクリプトーム解析

Transcriptomic Analysis of Temperature Responses of Aspergillus kawachii during Barley Koji Production
著者 (11件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 1353-1363  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: A0427A  ISSN: 0099-2240  CODEN: AEMIDF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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白麹菌(Aspergillus kawachii)は,日本で焼酎の生産に用いられている。本研究では,焼酎麹の生産時に,A.kawachiiで生じる遺伝子発現レベルの温度による変化を調べた。この麹造りの過程では,培養温度を徐々に40°Cまで上昇させ,その後30°Cに下げる。この温度調節は,アミラーゼ活性の促進およびクエン酸の蓄積のために重要である。2つの温度条件で差異的に発現する1114遺伝子をDNAマイクロアレイで同定し,培養温度低下に応答する遺伝子を遺伝子オントロジー分析により解析した。培養温度を40°Cから30°Cに下げることにより,解糖系の下流で機能するグリセロール,トレハロース,およびペントースリン酸代謝経路に関与する遺伝子の発現は低下した。熱ショック応答に関与する遺伝子も低下するがアミノ酸輸送に関与する遺伝子は上昇した。40°Cでの培養は,この菌にとってストレスを受ける状態であり,解糖系の経路が活性化し,クエン酸の蓄積が低下することが示唆された。麹は従来型の固体培養で生産され,日本の発酵工業でも使用されている。本稿で得られた遺伝子発現の情報は,A.kawachiiの工業的に望ましい特性の最適化が出来ると期待される。
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分類 (2件):
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酒類一般  ,  遺伝子発現 
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