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J-GLOBAL ID：201502277097125350   整理番号：15A0446577

均質化法による月桃繊維で強化した射出成形体の曲げ弾性係数予測

著者 (2件)： 神田康行 (琉球大 工) ,  福本功 (琉球大 工)
資料名： 成形加工  (プラスチック成形加工学会誌)
巻： 27  号： 4  ページ： 143-150  発行年： 2015年03月20日 
JST資料番号： L3123A  ISSN： 0915-4027  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： LLDPEをマトリックスとし,沖縄の天然繊維である月桃繊維を強化材とした射出成形体の曲げ弾性係数を,有限要素法を用いて均質化法によって予測した。繊維体積含有率が14%までは実験結果と計算結果はよく一致したが,体積含有率31%では計算値の方実験値より大きくなった。これは繊維の増加によって成形体内の樹脂成分が不足し母材と繊維界面の接着が不十分となるためと考えられる。母材と繊維の接着力が十分な場合の弾性係数を5%および14%の2点から推定し,これを基に31%の弾性係数を求めると実験結果と均質化の予測値とはよく一致した。母材と繊維の接着力が十分な場合は実験結果は均質化法の予測結果に近くなると言える。Halpin-Tsai式(HT式)と本報の均質化法を比較すると,HT式は実験結果の上界側,均質化法は下界側を示す傾向にあることも分かった。

シソーラス用語： 弾性係数 ,  射出成形 ,  LLDPE ,  近似法 ,  *ショウガ科 ,  植物繊維 ,  有限要素法 ,  体積率 ,  繊維強化プラスチック ,  *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  応力分布 ,  相当応力
準シソーラス用語： Mises応力 ,  *ゲットウ ,  曲げ弾性率 ,  均質化法

分類 (2件)： 機械的性質  (YH02022L) ,  充填剤,補強材  (YH05030J)

引用文献 (27件)：

• 1) 高木均,田倉隆輝:材料,52(4),357(2003)
• 2) 更田誠,岡野正則,仲井朝美,北川英二,濱田泰以:成形加工,22(8),451(2010)
• 3) Nishino, T., Hirao, K., Kotera, M., Nakamae, K. and Inagaki, H.: Compos. Sci. Technol., 63(9), 1281(2003)
• 4) 合田公一,浅井隆,山根達也:材料,52(10),1245(2003)
• 5) 大窪和也,高木均,合田公一:材料,55(4),438(2006)

タイトルに関連する用語 (7件)： 均質化法 ,  月桃 ,  繊維 ,  強化 ,  射出成形体 ,  曲げ弾性係数 ,  予測