特許
J-GLOBAL ID:201503009887311154

マイクロ流体チップを用いた微小液滴の製造法および微小液滴製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人みのり特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-094531
公開番号(公開出願番号):特開2015-211931
出願日: 2014年05月01日
公開日(公表日): 2015年11月26日
要約:
【課題】微小液滴を、低コストで簡単に、かつ効率的に製造できるようにする。【解決手段】ガスを吸蔵し得る合成樹脂から形成されたチップ本体と、チップ本体に気密シールされた状態で接合された基板とを有し、チップ本体に、第1〜第3の液溜と、それぞれ第1〜第3の液溜からのび一点で連結する第1〜第3のマイクロ流路とが設けられたマイクロ流体チップを準備する(S1)。第3の液溜に蓋を被せた後、マイクロ流体チップを脱気する(S2)。脱気後のマイクロ流体チップを大気圧下に置き、第1の液溜に連続相となる液体を注入し、第2の液溜に分散相となる液体を注入する(S3)。合成樹脂のガス吸蔵作用を利用して、第1および第2の液溜から連続相となる液体および分散相となる液体を第3の液溜に向けて流し、第3のマイクロ流路内にエマルジョンを形成して第3の液溜内に捕集する(S4、S5)。【選択図】図1
請求項(抜粋):
マイクロ流体チップを用いて微小液滴を製造する方法であって、 (1)ガスを吸蔵し得る合成樹脂から形成された板状のチップ本体と、前記合成樹脂と同じ種類の合成樹脂または別の種類の合成樹脂またはガラスから形成され、前記チップ本体の一方の面に気密シールされた状態で接合された基板とを有し、前記チップ本体に、第1〜第3の液溜と、それぞれ前記第1〜第3の液溜の底部からのび一点で互いに連結する第1〜第3のマイクロ流路とが設けられたマイクロ流体チップを準備し、 (2)前記マイクロ流体チップの前記第3の液溜に蓋を被せた後、前記マイクロ流体チップを所定時間、減圧下に置くことによって前記マイクロ流体チップを脱気し、 (3)脱気した前記マイクロ流体チップを前記第3の液溜に前記蓋を被せたままで大気圧下に置き、前記第1の液溜に連続相となる液体を注入する一方、前記第2の液溜に分散相となる液体を注入し、前記合成樹脂のガス吸蔵作用を利用して、前記第1および第2の液溜からそれぞれ前記連続相となる液体および前記分散相となる液体を前記第1および第2のマイクロ流路を通じて前記第3の液溜に向けて流し、前記第3のマイクロ流路内にエマルジョンを形成し、前記第3の液溜に、前記分散相となる液体の微小液滴を前記連続相となる液体とともに捕集することを特徴とする方法。
IPC (4件):
B01J 19/00 ,  G01N 37/00 ,  B01F 3/08 ,  B01J 13/00
FI (5件):
B01J19/00 321 ,  G01N37/00 101 ,  B01J19/00 B ,  B01F3/08 A ,  B01J13/00 A
Fターム (19件):
4G035AB37 ,  4G035AB40 ,  4G035AE13 ,  4G035AE17 ,  4G065BB01 ,  4G065CA02 ,  4G065GA01 ,  4G075AA13 ,  4G075AA39 ,  4G075BB05 ,  4G075BD15 ,  4G075DA02 ,  4G075EB50 ,  4G075EC25 ,  4G075FA01 ,  4G075FA12 ,  4G075FB06 ,  4G075FB12 ,  4G075FC20
引用特許:
審査官引用 (7件)
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