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J-GLOBAL ID：201602244872757659   整理番号：16A1107099

インクリメンタルフォーミングの最前線 超短パルスレーザピーンフォーミングによる微細部品成形

著者 (1件)： 鷺坂芳弘 (静岡県工技研 浜松工業技術支援セ)
資料名： 素形材
巻： 57  号： 10  ページ： 36-41  発行年： 2016年10月20日 
JST資料番号： S0824A  ISSN： 0910-1985  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 薄型微細部品の薄肉化は金型やプレスに一層の高精度化を要求する。一方,スプリングバックの増大による製品の精度低下を招くため,対応には限界がある。これらの課題を解決すべく,著者らは逐次曲げ加工をベースとした超短パルスレーザピーンフォーミングによる薄板曲げ加工を提案した。本稿では,これまでに判明した本法の特異な成形特性について解説するとともに,微細部品への適用事例について報告した。まず,本方法の原理として,レーザアブレーション(つまり光のみ)によるレーザ誘起衝撃波を利用した曲げ加工法を解説した。次に,超短パルスレーザピーンフォーミングの特徴(硬い材料:超短パルスレーザ,厚い板:ナノ秒レーザが有効など)を説明した。更に,加工条件による変形特性(曲率半径はパルスの照射密度で変化,よりパルス幅の短いフェムト秒レーザの方が成形効率が高いなど)を解説した。最後に,一つのレーザによるレーザ切断との複合化による微細部品加工を紹介した。

シソーラス用語： *曲げ加工 ,  *超短パルスレーザ ,  フェムト秒 ,  ピコ秒 ,  *レーザアブレーション ,  衝撃波 ,  薄板 ,  塑性加工 ,  レーザ切断 ,  複合加工 ,  加工条件 ,  効率 ,  フルエンス ,  プラズマ
準シソーラス用語： *インクリメンタルフォーミング ,  *ピーンフォーミング ,  成形条件

分類 (3件)： 特殊加工  (QC04000Y) ,  特殊成形  (WC04040W) ,  レーザの応用  (BD04100V)

引用文献 (20件)：

• 鷺坂芳弘 他: 塑性と加工, 50 (2009) 584, 868-872.
• 鷺坂芳弘 他: 塑性と加工, 53 (2012) 612, 59-68.
• 鷺坂芳弘 他: 塑性と加工, 54 (2013) 630, 623-627.
• Ostendorf, A.,: レーザー研究, 30 (2002) 5, 221-225.
• 佐野雄二 他: 溶接学会誌, 75 (2006) 7, 579-582.

タイトルに関連する用語 (2件)： インクリメンタルフォーミング ,  短パルスレーザ