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J-GLOBAL ID：201602259185898580   整理番号：16A0415156

その場観察で何がわかるか?1 環境制御型・透過電子顕微鏡法によるその場解析 触媒活性サイトの原子・分子ダイナミックスの理解を目指して

著者 (2件)： 神内直人 (大阪大 産科研) ,  竹田精治 (大阪大 産科研)
資料名： 化学と工業  (Chemistry & Chemical Industry)
巻： 69  号： 5  ページ： 388-390  発行年： 2016年05月01日 
JST資料番号： F0107A  ISSN： 0022-7684  CODEN： KAKTAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 化学反応中における原子・分子の振る舞いを実空間・実時間で直接可視化し,反応メカニズムを解明することは,化学者の長年の夢である。この夢を実現するためには,その場分析手法の技術革新が不可欠である。環境制御型・透過電子顕微鏡(ETEM)は市販化されてからまだ時間が経っていないにもかかわらず,その有用性から触媒化学などの分野で活発に用いられ始めている。しかしながら,その場観察で得られた実験データの解析や電子線照射の功罪など,十分に検討されていないケースが散見される。ここでは,ETEMの最近の技術革新について述べるとともに,ETEMによるその場観察の例としてAuナノ粒子触媒について紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *透過型電子顕微鏡 ,  *その場観察 ,  電子顕微鏡観察 ,  *触媒活性 ,  *活性部位 ,  反応機構 ,  分子動力学 ,  ナノ粒子 ,  触媒
準シソーラス用語： *環境制御型透過電子顕微鏡 ,  金ナノ粒子 ,  ナノ触媒

分類 (2件)： 電子顕微鏡,イオン顕微鏡  (BD02050B) ,  触媒反応一般  (CB06080F)

引用文献 (5件)：

• M. Haruta, T. Kobayashi, H. Sano, N. Yamada, Chem. Lett. 1987, 2, 405.
• M. Haruta, N. Yamada, T. Kobayashi, S. Iijima, J. Catal. 1989, 115, 301.
• T. Uchiyama, H. Yoshida, Y. Kuwauchi, S. Ichikawa, S. Shimada, M. Haruta, S. Takeda, Angew. Chem. Int. Ed. 2011, 50, 10157.
• H. Yoshida, Y. Kuwauchi, J. R. Jinschek, K. Sun, S. Tanaka, M. Kohyama, S. Shimada, M. Haruta, S. Takeda, Science 2012, 335, 317.
• Y. Kuwauchi, H. Yoshida, T. Akita, M. Haruta, S. Takeda, Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 7729.

タイトルに関連する用語 (9件)： その場観察 ,  環境制御 ,  透過 ,  電子顕微鏡法 ,  解析 ,  触媒活性 ,  原子 ,  分子ダイナミックス ,  理解