特許
J-GLOBAL ID:201603008445426026

組み合わせシールリング付転がり軸受ユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人貴和特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-099344
公開番号(公開出願番号):特開2016-148458
出願日: 2016年05月18日
公開日(公表日): 2016年08月18日
要約:
【課題】組み合わせシールリング12aを構成するスリンガ16とシールリング17aとの間のシール内部空間26a内への異物の侵入を抑えて、このシールリング17aに設けたシールリップ22aの動きを確保できる構造を実現する。【解決手段】前記スリンガ16を構成する回転側円輪部19の外周縁と、前記シールリング17aを構成する芯金20の静止側円筒部23の内周面との間に、ラビリンスシール27aを設ける。又、前記シールリング17aを構成する弾性材21aの一部に厚肉部29を、全周に亙って形成し、この厚肉部29に、各シールリップ22a〜22cよりも剛性が低い補助シールリップ32を、全周に亙り設ける。この補助シールリップ32より、前記異物がシールリップ22aに付着し、このシールリップ22aの動きが阻害される事を防止する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
互いに同心に配置された状態で相対回転する回転側軌道輪及び静止側軌道輪と、これら回転側軌道輪及び静止側軌道輪の互いに対向する周面にそれぞれ設けられた回転側軌道と静止側軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、前記回転側軌道輪と前記静止側軌道輪との互いに対向する周面同士の間に存在する軸受内部空間の端部開口を塞ぐ、スリンガ及びシールリングから成る組み合わせシールリングとを備え、このうちのスリンガは、前記回転側軌道輪の周面の一部で前記静止側軌道輪の周面に対向する部分に嵌合固定されたもので、金属板を曲げ成形する事により断面L字形で全体を円環状に構成し、回転側円筒部と、この回転側円筒部の軸方向端縁から前記静止側軌道輪に向けて径方向に折れ曲がった回転側円輪部とから成り、前記回転側円筒部を前記回転側軌道輪の周面に嵌合する事でこの回転側軌道輪に固定しており、前記シールリングは、前記静止側軌道輪の一部で前記スリンガに対向する部分に嵌合固定されたもので、前記静止側軌道輪に嵌合固定される芯金と、この芯金に基端部を支持された、複数本のシールリップを有する弾性材とを備え、このうちの芯金は、金属板を曲げ成形する事により断面L字形で全体を円環状に構成し、静止側円筒部と、この静止側円筒部の軸方向端縁から前記回転側軌道輪に向けて径方向に折れ曲がった静止側円輪部とから成り、前記静止側円筒部を前記静止側軌道輪の周面に嵌合する事でこの静止側軌道輪に固定しており、前記各シールリップの先端部を、前記スリンガの表面に全周に亙り摺接させると共に、前記回転側円輪部の先端側周縁と前記静止側円筒部の周面との間にラビリンスシールを設けている組み合わせシールリング付転がり軸受ユニットに於いて、前記弾性材の基部で前記各シールリップよりも前記静止側円筒部に寄った部分に、これら各シールリップのうちで、少なくとも前記ラビリンスシールに最も近いシールリップである外部空間寄りシールリップよりも剛性が低い補助シールリップを、前記弾性材と一体に設け、この補助シールリップの先端縁を前記回転側円輪部の軸方向側面に、全周に亙って摺接若しくは近接対向させている事を特徴とする組み合わせシールリング付転がり軸受ユニット。
IPC (5件):
F16C 33/78 ,  F16C 33/80 ,  F16C 19/18 ,  F16J 15/325 ,  F16J 15/323
FI (5件):
F16C33/78 Z ,  F16C33/80 ,  F16C19/18 ,  F16J15/3256 ,  F16J15/3232 201
Fターム (21件):
3J006AE23 ,  3J006AE34 ,  3J006AE40 ,  3J006CA01 ,  3J016AA02 ,  3J016AA03 ,  3J016BB03 ,  3J016BB17 ,  3J016CA02 ,  3J043AA16 ,  3J043CA02 ,  3J043CB13 ,  3J043DA09 ,  3J043HA04 ,  3J701AA03 ,  3J701AA32 ,  3J701AA43 ,  3J701AA54 ,  3J701AA62 ,  3J701BA73 ,  3J701GA03
引用特許:
審査官引用 (8件)
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