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J-GLOBAL ID：201702265334183790   整理番号：17A1819580

α_2Aアドレナリン受容体は第4層バレル皮質における興奮性及び抑制性ニューロンへの興奮性シナプス伝達を抑制する【Powered by NICT】

The α_2A-adrenoceptor suppresses excitatory synaptic transmission to both excitatory and inhibitory neurons in layer 4 barrel cortex

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著者 (3件)： Ohshima Minoru (Department of Physiology, Kansai University of Health Sciences, Kumatori, 590-0482, Japan) ,  Itami Chiaki (Department of Physiology, Faculty of Medicine, Saitama Medical University, Moroyama, Saitama, 350-0495, Japan) ,  Kimura Fumitaka (Department of Molecular Neuroscience, Osaka University Graduate School of Medicine, Suita, 565-0871, Japan)
資料名： Journal of Physiology  (Journal of Physiology)
巻： 595  号： 22  ページ： 6923-6937  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0587A  ISSN： 0022-3751  CODEN： JPHYA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： キーポイント:興奮性シナプス伝達に及ぼすノルアドレナリンの影響規則的スパイキング(興奮性)細胞のみならず皮質4層における規則的な非錐体と高速スパイキングスパイキング(阻害)細胞への視床皮質スライス標本で調べ,マウスバレル皮質における視床と皮質層2/3からの垂直入力に焦点を当てた。興奮性シナプス反応は,ノルアドレナリンにより抑制された。しかし,イオン導入的に適用したグルタミン酸による誘導電流は抑制されなかった。さらに,変動解析作用部位の対パルス比と係数はシナプス前。薬理学的研究は,抑制はα_2アドレナリン受容体により仲介されることを示した。これと一致して,興奮性および抑制性細胞におけるシナプス抑制におけるα_2Aアドレナリン受容体活性化の関与がα_2Aアドレナリン受容体ノックアウトマウスの使用により確認した。抽象:哺乳類新皮質は青斑からのノルアドレナリン作動性(NA)繊維により支配されている。基底腹側視床と2/3層(L2)から層4(L4)細胞に垂直なシナプス入力に及ぼすNAの効果を決定するために,視床皮質スライスを調製し,全細胞記録は,L4細胞から作製した。興奮性シナプス反応は視床の電気刺激またはL2/3直上により誘発された。記録された細胞は電流注入に対する応答におけるそれらの発火パターンを介して正規スパイキング,規則的スパイキング非錐体または高速スパイキング細胞として同定された。NAは(対照の~50%)興奮性垂直入力を抑制した用量依存的に全ての細胞型であった。NAの作用のシナプス前部位は三個の独立した研究によって示唆された。最初に,イオン導入的に適用したグルタミン酸による応答はNAによって抑制されなかった。第二に,ペアパルス比はNA抑制中に増加した。最後に,変動係数(CV)分析のを行い,シナプス後応答の振幅の比に対してプロットしたCV~ 2の比率の得られた対角配列は抑制のシナプス前機構を示唆した。フェニレフリン(α_1作動薬),プラゾシン(α_1きっ抗薬),ヨヒンビン(α_2きっ抗薬)とプロプラノロール(β-遮断薬)を用いた実験により,抑制はα_2アドレナリン受容体により仲介されることを示した。α_2Aアドレナリン受容体サブタイプが関与するかどうかを決定するため,α_2Aアドレナリン受容体ノックアウトマウスを使用した。NAは全ての細胞型でEPSCsを抑制しなかった,α_2Aアドレナリン受容体の関与を示唆した。,NAはシナプス前α_2Aアドレナリン受容体を介してL4興奮性および抑制性細胞における垂直興奮性シナプス結合を抑制すると結論した。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *シナプス ,  βアドレナリン遮断薬 ,  *アドレナリン受容体 ,  *興奮 ,  視床 ,  錐体 ,  *皮質 ,  薬理学 ,  ノックアウトマウス ,  電気刺激 ,  新皮質 ,  *興奮性シナプス ,  *抑制性ニューロン ,  *バレル皮質 ,  実験動物 ,  マウス ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  第一アミン

著者キーワード (6件)： ノルアドレナリン ,  シナプス前抑制 ,  マウス ,  EPSC ,  視床皮質 ,  アルファ2aノックアウト

分類 (5件)： 細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  末梢神経系  (EJ12020U) ,  耳鼻咽喉科の基礎医学  (GQ01020F) ,  中枢神経系  (EJ12030F) ,  神経系一般  (EJ12010J)

物質索引 (1件)： グルタミン酸

タイトルに関連する用語 (6件)： アドレナリン受容体 ,  4層 ,  バレル皮質 ,  興奮性 ,  抑制性ニューロン ,  興奮性シナプス