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J-GLOBAL ID:201702285310635619   整理番号:17A0087800

砂泥地からウミヒルモ(Halophila ovalis)海草藻場へのハビタット遷移が魚類群集構造へ与える影響:タイ南部,トラン県の湾潮間帯における事例研究

Effects of habitat change from a bare sand/mud area to a short seagrass Halophila ovalis bed on fish assemblage structure: a case study in an intertidal bay in Trang, southern Thailand
著者 (10件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 391-404  発行年: 2016年07月25日 
JST資料番号: L2718A  ISSN: 1341-8998  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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タイのトラン県の潮間帯でウミヒルモ(Halophila ovalis)が侵入している砂泥地と近辺の侵入していない砂泥地における魚類群集構造について,このようなハビタット遷移が群集構造に及ぼす影響を明らかにする目的で,詳細な目視観察を実施した。新たに形成された海草藻場における群集構造は,魚種の総数はハビタット間で類似したが(即ち,それぞれ30種と29種),周囲の砂泥地と顕著に異なっていた。魚の総密度は海草藻場のほうが有意に低かった。さらに,海草藻場と砂泥地の魚類群集間の構成種の密度パターンは明確に異なり,数種の魚類では一方のハビタットのみに存在したり,あるいはより多く存在したりすることがあった。このような相違は餌の利用性や獲りやすさが両ハビタットで異なることや,各魚種の微細生息場所に対する選好性の違いなどに少なくとも一部は起因するものと考えられた。海草の生息地は砂泥地と比較してより豊富な魚類群集を支えていることが広く認められているが,本研究では,砂泥地も漁業対象種の稚魚などを含む特有の魚類群集を支えていることが明確に示された。従って,沿岸環境における生物多様性を高く保全し,さらに地域漁業を継続的に行っていくためには,海草藻場と砂泥地の双方について熟考しなければならない。Copyright 2016 The Ichthyological Society of Japan Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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魚類  ,  海藻類  ,  生態系 
引用文献 (33件):
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