抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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界面前進凍結濃縮法を適用することによって,これまでに濃縮が困難であったスイカおよびメロンの高品質濃縮ができることが明らかとなった。スイカにおいては凍結濃縮後において香気成分プロフィールがほとんど変化せず,このことは生成氷結晶においても同様であり,これは界面前進凍結濃縮法における大きな特徴である成分非選択的分離・濃縮の反映である。界面前進凍結濃縮法においてこれまでに大きな欠点であった,生成氷結晶への成分取り込みによる収率低下に対しては,氷結晶部分融解法がスイカおよびメロンにおいても有効であった。以上の結果は,スイカおよびメロンについて,これまでにない新食品加工素材の市場への提供を可能とするとともに,これらに関する規格外農産物の有効利用,さらには地域特産農産物の高付加価値化利用への可能性をも切り拓くものである。(著者抄録)