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J-GLOBAL ID:201802226928024798   整理番号:18A0626091

加熱化学処理法による焼却主灰からの放射性セシウム除去および除去メカニズムの推定

Decontamination of Radioactive Cesium from Contaminated Incineration Bottom Ash by a Thermal-chemical Treatment Method and Estimation of its Decontamination Mechanism
著者 (7件):
資料名:
巻:号:ページ: 3-16  発行年: 2018年03月26日 
JST資料番号: F1580A  ISSN: 2187-8382  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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放射性セシウム(Cs)を難溶性の形態で含む都市ごみの焼却主灰について,加熱化学処理法により放射性Csの除去を検討した。本法は,塩化ナトリウムと炭酸カルシウムを添加して1000~1200°Cで加熱して放射性Csを除去する技術であり,加熱温度1100°Cで90.0%,1150°Cで95.7%の放射性Csが主灰から除去された。なお,主灰のうち粗粒分(2mmふるい上)と細粒分(2mmふるい下)とでは,放射性Csの存在形態や放射性Cs除去の律速段階が異なることから,粗粒分については,前処理として10μm以下に粉砕する必要があった。さらに,細粒分のみでは1200°Cの条件で98.6%の高い放射性Cs除去率となった。Cs除去剤の混合比率の影響や結晶構造分析から,除去メカニズムとして,NaClの溶融塩が主灰から放射性Csを揮発させることが主要因と考えられる。また同時に,主灰中の三次元網目状のアルミノケイ酸塩鉱物が消失し,Larnite(Ca2SiO4)等のCaをより多く含む鉱物が生成していることから,CaCO3が結晶構造の変換を促す因子と推察された。さらに,主灰中のCsの安定な形態の一つとされるPolluciteからも両薬剤による同様なCs除去メカニズムが確認された。(著者抄録)
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分類 (2件):
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放射性廃棄物  ,  ごみ処理 
引用文献 (37件):

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