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J-GLOBAL ID：201802264053756925   整理番号：18A0175007

光誘起濡れ性変化におけるTiO₂(110)表面の構造変化

Structural Change of TiO₂(110) Surface Involved in the Photoinduced Wettability Transition

著者 (7件)： 白澤徹郎 (産業技術総合研究所 計量標準総合センター) ,  白澤徹郎 (科学技術振興機構 さきがけ) ,  VOEGELI Wolfgang (東京学芸大学 教育学部自然科学系) ,  荒川悦雄 (東京学芸大学 教育学部自然科学系) ,  亀沢知夏 (東京学芸大学 教育学部自然科学系) ,  高橋敏男 (東京学芸大学 教育学部自然科学系) ,  松下正 (高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所)
資料名： 表面科学  (JSSSJ)
巻： 38  号： 12  ページ： 620-625(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0940B  ISSN： 0388-5321  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： X線CTR散乱法を用いて,湿潤環境下で紫外光照射によるルチル型TiO₂(110)表面の構造変化を調べた。高速測定による光誘起構造変化のその場追跡と,静的測定による疎水性表面および超親水性表面の構造決定の結果を紹介し,超親水化現象の機構を議論した。紫外光照射中の表面構造変化,疎水性表面の構造,超親水性表面の構造,超親水化のモデルについて調べた。疎水性表面と超親水性表面の構造解析結果と先行報告に基づいて,表面Tiの直上に吸着した水分子から橋かけ酸素への水素移動により表面OH基が増加し,表面が超親水化するというモデルを提案した。

シソーラス用語： 濡れ ,  *表面構造 ,  *酸化チタン ,  *誘導 ,  *濡れ転移 ,  X線回折 ,  計測 ,  *X線散乱 ,  親水性 ,  疎水性 ,  紫外線照射 ,  吸着 ,  *二酸化チタン ,  *光誘起 ,  時間分解法 ,  超親水性 ,  表面X線回折法 ,  *構造
準シソーラス用語： *X線CTR散乱法 ,  表面X線回折

著者キーワード (8件)： titanium dioxide ,  photoindued wettability transition ,  surface X-ray diffraction ,  time-resolved measurement ,  titanium dioxide ,  photoindued wettability transition ,  surface X-ray diffraction ,  time-resolved measurement

分類 (1件)： 固-液界面  (CB12050B)

引用文献 (48件)：

• 1) C. Renz: Helv. Chim. Acta 4, 961 (1921).
• 2) A. Fujishima and K. Honda: Nature 238, 37 (1972).
• 3) A. Fujishima, X. Zhang and D.A. Tryk: Surf. Sci. Rep. 63, 515 (2008).
• 4) R. Wang, K. Hashimoto, A. Fujishima, M. Chikuni, E. Kojima, A. Kitamura, M. Shimohigoshi and T. Watanabe: Nature 388, 431 (1997).
• 5) K. Hashimoto, H. Irie and A. Fujishima: Jpn. J. Appl. Phys. 44, 8269 (2005).

タイトルに関連する用語 (3件)： 光誘起 ,  濡れ性 ,  TiO2