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J-GLOBAL ID：201802264792600480   整理番号：18A1981850

長周期地震動をうける超高層建物のオイルダンパーによる制振補強効果

EFFECTS OF RETROFIT BY USING OIL DAMPERS IN HIGH-RISE BUILDING SUBJECTED TO LONG-PERIOD GROUND MOTIONS

著者 (4件)： 佐藤大樹 (東京工業大学未来産業技術研究所) ,  長江拓也 (名古屋大学減災連携研究センター) ,  北村春幸 (東京理科大学理工学部建築学科) ,  梶原浩一 (国立研究開発法人防災科学技術研究所)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 24  号： 58  ページ： 969-974(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： オイルダンパを用いた改修の効果を評価するために,E-ディフェンスを用いて高層建築物についての一連の振動台試験を行った。試験体は4層の鋼製骨組とコンクリートスラブとゴム支承で作られた上部置換層から構成されている。オイルダンパを鋼骨組に設置した。試験には長周期地震動と設計用地震動を用いた。試験体への全入力エネルギーと吸収エネルギーを推定した。試験体の変形は,特にダンパを有する部分で減少した。ラーメン骨組においては,エネルギーはほとんどオイルダンパにおいて消散した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *油圧ダンパ ,  *超高層建築 ,  *長周期地震動 ,  振動台試験 ,  *補強 ,  高層建築 ,  エネルギー ,  E-ディフェンス ,  ゴム支承 ,  吸収エネルギー ,  *制振補強
準シソーラス用語： *オイルダンパ ,  入力エネルギー

著者キーワード (8件)： オイ (2) ,  超高 ,  長周期地 ,  振動 ,  オイルダンパ ,  高層建築 ,  長周期地動 ,  振動台試験

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (17件)：

• 1) 井上貴仁, 長江拓也, 梶原浩一, 福山國夫, 中島正愛, 斉藤大樹, 北村春幸, 福和伸夫, 日高桃子:長周期地震動による被害軽減対策の研究開発の全体計画と概要, 日本建築学会大会学術講演梗概集, C-1, pp.823-824, 2008.9
• 2) 長江拓也, 鐘育霖, 島田侑, 福山國夫, 梶原浩一, 井上貴仁, 中島正愛, 斉藤大樹, 北村春幸, 福和伸夫, 日高桃子:超高層建物の耐震性能を検証する実架構実験システムの構築-E-ディフェンス振動台実験-, 日本建築学会構造系論文集, 第640号, pp.1163-1171, 2009.6
• 3) 佐藤大樹, 島田侑, 大内隼人, 長江拓也, 北村春幸, 福山國夫, 梶原浩一, 井上貴仁, 中島正愛:長周期地震動を受ける鋼構造超高層建物のエネルギー吸収と分担率 -部分切り出し架構に対するE-ディフェンス振動台実験-, 日本建築学会構造系論文集, 第653号, pp.1217-1226, 2010.7
• 4) 土木学会, 日本建築学会:海溝型巨大地震による長周期地震動と土木・建築構造物の耐震性向上に関する共同提言, 2006.11
• 5) 島田侑, 佐藤大樹, 長江拓也, 北村春幸, 福山國夫, 梶原浩一, 井上貴仁, 中島正愛, 斉藤大樹, 福和伸夫, 日高桃子:超高層建物の下層階に部分配置する履歴型ダンパーの効果と影響に関する検討 -長周期地震動を想定した耐震改修-, 日本建築学会構造系論文集, 第649号, pp.549-557, 2010.3

タイトルに関連する用語 (5件)： 長周期地震動 ,  超高層建物 ,  オイルダンパー ,  制振 ,  補強効果