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J-GLOBAL ID：201802273454192613   整理番号：18A0118123

行動制御によるアザミウマ防除に向けて

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著者 (10件)： 安部洋 (理研 バイオリソースセ) ,  小林正智 (理研 バイオリソースセ) ,  櫻井民人 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究セ) ,  津田新哉 (農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究セ) ,  大矢武志 (神奈川県農技セ) ,  松浦昌平 (広島県総合技術研) ,  冨高保弘 (農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究セ) ,  浅見忠男 (東大) ,  三冨正明 (Meiji Seikaファルマ社) ,  腰山雅巳 (日本ゼオン社)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 72  号： 1  ページ： 15-19  発行年： 2018年01月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アザミウマは,殺虫剤抵抗性を高度に獲得してきており,世界中の農作物に多大な被害をもたらしている。本レビューでは,アザミウマ忌避剤の開発に結びついた研究成果とともに,忌避剤の開発現状について概説する。アザミウマの行動制御においては,植物ホルモンであるジャスモン酸の有効性がわかってきている。しかし,これまでに実用化されているのはジャスモン酸誘導体のジヒドロジャスモン酸プロピルである。この植物成長阻害剤と他の技術を組み合わせることで,より精度の高い行動制御が可能になる。また,天敵昆虫の放飼によって,アザミウマ個体数を減らすことも期待できる。このような害虫制御体系の確立によって,今後,消費者の安全につながる食糧生産に貢献できるであろう。

シソーラス用語： *害虫防除 ,  農薬耐性 ,  植物ホルモン ,  忌避剤 ,  植物成長阻害剤 ,  天敵 ,  殺虫剤抵抗性 ,  *アザミウマ目 ,  *行動制御【ロボット】 ,  *有翅亜綱 ,  *無脊椎動物 ,  オレフィン化合物 ,  脂環式ケトン ,  ケト酸
準シソーラス用語： *アザミウマ類 ,  *行動制御

分類 (3件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  植物の病虫害防除一般  (FC05010F) ,  植物成長調整剤  (FB06060M)

物質索引 (2件)： ジヒドロジャスモン酸プロピル ,  ジャスモン酸

引用文献 (15件)：

• ABE, H. et al. (2008 a) : Plant and Cell Physiol. 49 : 68~80.
• - et al. (2008 b) : Plant Signaling & Behav. 3 : 446~447.
• - et al. (2009) : BMC Plant Biol. 9 : 97.
• - et al. (2011 a) : DNA Research. 18 : 277~289.
• 安部 洋ら(2011b):植物防疫 65:215~220.

タイトルに関連する用語 (3件)： 行動制御 ,  アザミウマ ,  防除