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J-GLOBAL ID：201802283834682158   整理番号：18A1632788

有機酸の市場動向

資料名： 食品と開発  (Food Processing and Ingredients)
巻： 53  号： 9  ページ： 48-54  発行年： 2018年09月01日 
JST資料番号： Z0786A  ISSN： 0911-3932  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： クエン酸,リンゴ酸,乳酸等の有機酸類は,それぞれの持つ酸味の特徴を活かし,清涼飲料をはじめ加工食品の酸味付けや味の調節,pH調整などの目的で幅広く用いられている。食品用の国内需要は,天候に左右される側面はあるものの,概ね横ばいに推移。今夏の梅雨明けは早く,7月末の現時点では猛暑が続く予報となっており,熱中症対策飲料やスポーツドリンク,炭酸飲料などでの需要増が期待される。ここ数年好調なのはアルコール度数が高めの缶チューハイ。強炭酸の爽快感とレモン・グレープフルーツなど人気のフレーバーとの相性からクエン酸類など酸味料の利用が増加している。また,健康分野での新規需要にも注目。クエン酸を関与成分とした機能性表示食品の受理が相次いでおり,グルコン酸類もプレバイオティクス素材として届出の準備が進められている。工業分野では,洗剤や洗浄剤向けが堅調。半導体向けの利用も好調な様子だ。一方,国内の有機酸相場は上昇傾向。特恵関税撤廃に伴う輸入関税の上昇(中国など),苛性ソーダなど原料の高騰,物流費やユーティリティーコストの上昇などがサプライヤーの負担として重くのしかかり,値上げがアナウンスされている。本稿では各有機酸の動きとサプライヤーについて紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *有機酸 ,  *調味料 ,  味 ,  需要 ,  飲料 ,  炭酸飲料 ,  関税 ,  少糖類 ,  ユーティリティー【工場】 ,  *清涼飲料 ,  食品 ,  食品加工 ,  食品添加物 ,  酸味 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  脂肪族アルコール ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸 ,  ラクトン ,  アルドン酸 ,  ポリオール ,  糖アルコール ,  イノシトールリン酸 ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  第二アルコール
準シソーラス用語： pH調整 ,  プレバイオティクス ,  加工食品 ,  国内需要 ,  *酸味料 ,  市場動向 ,  食味品質 ,  *清涼飲料水

分類 (2件)： 飲料一般  (FJ06010H) ,  食品添加剤  (FJ10020H)

物質索引 (10件)： アジピン酸 ,  クエン酸 ,  グルコノデルタラクトン ,  グルコン酸 ,  コハク酸 ,  フィチン酸 ,  フマル酸 ,  リンゴ酸 ,  酒石酸 ,  乳酸

タイトルに関連する用語 (2件)： 有機酸 ,  市場動向