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J-GLOBAL ID:201902214862288194   整理番号:19A0766080

強震記録に基づく傾斜基盤を有する地盤上に建つ免震建物の地震応答解析と杭応力評価

SEISMIC RESPONSE ANALYSIS OF SEISMICALLY ISOLATED BUILDING CONSTRUCTED ON SOIL WITH INCLINED BEDROCK BASED ON STRONG MOTION RECORDS AND EVALUATION OF PILE STRESSES
著者 (4件):
資料名:
巻: 84  号: 756  ページ: 149-159(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論文は,杭応力の評価を加えた強震記録に基づいて,傾斜基盤を有する地盤上に建設された6層免震建物の動的挙動について述べた。建物下の地盤は基盤と堆積土壌から成る二層構造を有し,そこは,基盤の深さが東西方向に向かって傾いている。基礎システムは,直接基礎および基盤の傾斜に従って長さが異なる場所打ちコンクリート杭の複合体である。強震記録は免震層の上下階床の中央と端部で観測した。最初に,傾斜基盤を覆っている堆積土壌における地震動を,二次元(2-D)FEMを用いたSHとSV解析の組合せによって評価した。地震応答解析は,上部構造,免震装置,および杭から成る三次元(3-D)完全骨組モデルを用いて行った。一階と地階からの強震記録との比較によって3-Dモデルを検証した。次に,上部構造と杭応力の地震応答の動的挙動を評価して考察した。本研究の結論は以下のように要約される:1.基盤の深さが増加すると,杭と周辺地盤の変位は増加する。しかし,杭頭が基礎底盤によって拘束されるため,杭の変位は,縦方向で地盤の変位より小さい傾向があった。2.直接基礎における曲げモーメントとせん断力は,傾斜の方向とは無関係に,他のどの杭よりも大きかった。縦方向における杭の曲げモーメントは,杭頭では基礎底盤の拘束効果に因り,また,杭の中央部では地盤地震応答の運動学的効果に因り,より大きくなった。3.杭応力評価の構造設計方式において,1-Dモデルは,各々の杭位置について水平方向に平坦な層を仮定した。1-Dモデルにおける曲げモーメントとせん断は,2-Dモデルのそれらと比較し過大評価された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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構造動力学  ,  建築物の耐震,免震,制震,防振 
引用文献 (16件):
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