文献
J-GLOBAL ID:201902243850988946   整理番号:19A1249945

フランスパン加工適性に優れた暖地・温暖地向け準強力小麦新品種「さちかおり」の育成

New Hard Wheat Cultivar ‘Sachikaori’ with Good French Bread-making Quality
著者 (15件):
資料名:
号: 68  ページ: 58-73 (WEB ONLY)  発行年: 2019年03月20日 
JST資料番号: U0794A  ISSN: 2432-8103  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
小麦新品種「さちかおり」は,農研機構作物研究所,近畿中国四国農業研究センター,及び九州沖縄農業研究センターの連携により半数体育種法により選抜・育成された硬質小麦品種である。2009年度に3場所で生産力検定試験等を実施したところ,九州沖縄農業研究センターでの成績が良好であったことから,以降は同センターで育成を継続し,2014年12月に品種登録出願し,2018年2月に品種登録された(登録番号26589号)。「ミナミノカオリ」と比較して以下のような特徴がある。播性の程度はIIの春播性で,出穂期と成熟期は3日程度早い早生種である。稈長は短く,倒伏程度は同等で耐倒伏性がある。穂数がやや多くやや多収であり,容積重が大きく,千粒重は小さい。外観品質は優れる。穂発芽性はやや難,縞萎縮I型抵抗性はやや強,うどんこ病抵抗性は中,赤さび病および赤かび病抵抗性はやや弱である。原粒のタンパク質および灰分含量は少ないが,穀粒硬度は高い。60%歩留の粉のアミロース含量はやや低く,生地の力は準強力的である。フランスパン加工適性が有り,体積が大きく,焼き色が濃い。「さちかおり」は,暖地・温暖地向けのフランスパン加工適性が優れた小麦品種として,2017年播種から佐賀県において一般栽培が開始された。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
麦  ,  作物の品種改良  ,  粉製品 
引用文献 (11件):

前のページに戻る