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J-GLOBAL ID：201902246235465243   整理番号：19A1692093

下水汚泥堆肥の利用によるマッシュルームの生産性向上と廃培地の農業利用への検討

YIELD IMPROVEMENT OF BUTTON MUSHROOM (AGARICUS BISPORUS) PRODUCTION BY USE OF SEWAGE SLUDGE COMPOST AND CONVERSION OF WASTE BEDS TO FERTILIZER

著者 (9件)： 山田真義 (鹿児島工業高等専門学校 専攻科 建設工学専攻) ,  山内正仁 (鹿児島工業高等専門学校 専攻科 建設工学専攻) ,  徳田裕二郎 (鹿児島工業高等専門学校 専攻科 建設工学専攻) ,  池田匠児 (長岡技術科学大学大学院 技術科学イノベーション専攻) ,  八木史郎 (鹿児島大学 農学部 食料生命科学科) ,  樗木直也 (鹿児島大学 農学部 食料生命科学科) ,  黒田恭平 (都城工業高等専門学校 物質工学科) ,  原田陽 (北海道立総合研究機構森林研究本部) ,  山口隆司 (長岡技術科学大学大学院 技術科学イノベーション専攻)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 74  号： 7  ページ： III_101-III_109(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 下水汚泥堆肥を用いたマッシュルーム(ツクリタケ,Agaricus bisporus)栽培における生産性向上を図るために,原基誘導促進に必要不可欠な覆土資材(ピートモス)の物性に着目し,栽培試験を実施した.その結果,密度が高く,吸水率が低い資材で培地を被覆すると,収量は従来の1.5~1.7 倍に増加し,目標収量値(150~250kg/1,000kg 堆肥)を達成できた.また収穫期ごとの子実体成分特性を調査し,子実体成分は収穫期で大きく異なり,特に収穫期後半では蛋白質量が増加することがわかった.さらに廃培地を堆肥の一般的な施用法で葉菜類の栽培試験に供した.コマツナでは対照区(牛糞堆肥区)よりやや生育が低下したが,チンゲンサイでは同等以上の生育がみられた.廃培地施肥による発芽抑制は全く見られなかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *下水汚泥 ,  *堆肥 ,  泥炭 ,  有機物施用 ,  栽培試験 ,  マッシュルーム ,  生産性向上 ,  アブラナ属 ,  葉菜 ,  コマツナ ,  固体培地 ,  *スラッジ処理 ,  チンゲンサイ ,  ピートモス

著者キーワード (5件)： sewage sludge compost ,  Agaricus bisporus ,  waste bed ,  agriculture application ,  green vegetables

分類 (1件)： スラッジ処理・処分  (SC05050K)

引用文献 (21件)：

• 1) 国土交通省ホームページ:水防法等の一部を改正する一部施行等について(7月19日施行分),http://www.mlit.go.jp/river/suibou/suibouhou.html,(2018年5月10日閲覧)
• 2) 細川恒:下水道法改正と下水汚泥の処理,JS技術情報メール,No. 166,http://www.jswa.go.jp/g/g5/g5m/y/pdf/y146.pdf,2015.
• 3) 国土交通省 水管理・国土保全局 下水道部:食と下水道の連携について~BISTRO 下水道~,国土交通省配布資料,2015.
• 4) 山内正仁, 池田匠児, 山崎寛登, 山田真義, 八木史郎, 黒田恭平, 原田陽, 山口隆司 : 下水汚泥と地域バイオマスを用いた食用きのこ栽培技術の開発,土木学会論文集G(環境),Vol. 72,No. 7,III_515-III_405,2017.
• 5) 山内正仁, 池田匠児, 新原悠太郎, 山田真義, 八木史郎, 黒田恭平, 原田陽, 山口隆司 : 下水汚泥堆肥を用いたマッシュルーム栽培技術の開発,土木学会論文集G(環境),Vol. 73,No. 7,III_397-III_522,2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 下水汚泥 ,  堆肥 ,  マッシュルーム ,  生産性向上 ,  培地 ,  農業