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J-GLOBAL ID:201902263907360912   整理番号:19A0958705

UASB反応槽によるTMAH,MEA,硫酸塩を含有する電子産業排水の処理特性

著者 (6件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 356-364  発行年: 2019年05月01日 
JST資料番号: G0195A  ISSN: 0513-5907  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム),MEA(モノエタノールアミン)をおもな有機物として含み,これに硫酸塩を含有する電子産業排水を処理の対象とした。TMAH,MEAのBOD/ThOD比は,0.00,0.46であった。TMAH,MEAに馴致していない嫌気性汚泥を用いたメタン生成活性は,TMHA基質で認められず,MEA基質で認められた。TMAHは,これらの結果から難分解といえた。連続処理は,中温UASB反応槽を用いた。この反応槽は,294日間の運転を経過していた。排水の設定CODは,1,500mg/l(期間I)から,途中,3,000mg/l(期間II)に変更した。排水のCOD分画は,TMAH6割,MEA2割,その他2割であった。期間I,IIにおける硫酸塩の平均は,219,388mgS/lであった。硫化水素による阻害を回避するために,処理水のpHが7.5以上になるように管理した。両期間においてメタン発酵処理の実機水準である有機物容積負荷(12kgCOD/m3・d)で,全COD除去率は平均85%以上を達成した。処理が安定すれば,流入したTMAH,MEAは完全に除去され,流入した硫酸塩は平均95%以上還元された。実験期間中,保持汚泥のTMAH基質のメタン生成活性は,MEA基質のそれよりもつねに高かった。TMAHは,保持汚泥が馴致すれば難分解ではなく,むしろ生物処理に適した有機物といえた。硫酸塩還元は,TMAHの分解にほぼ関与せず,MEA等の分解,なかでも水素消費に関与していたと考えられた。運転748日目において,汚泥床のMLSSは39.6g/l,SVIは24ml/gであり,グラニュール汚泥としての物性を有していた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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産業廃水処理 
引用文献 (21件):
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