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J-GLOBAL ID：201902272226027660   整理番号：19A1164432

群知能技術を用いた都市高速道路の料金設定方法の提案

The Toll Determination of Urban Expressway with Swarm Intelligence Technique

著者 (2件)： 井ノ口弘昭 (関西大学環境都市工学部) ,  秋山孝正 (関西大学環境都市工学部)
資料名： 交通工学論文集(Web)  (JSTE Journal of Traffic Engineering (Web))
巻： 5  号： 4  ページ： A_18-A_23(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0617A  ISSN： 2187-2929  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本の都市高速道路は,償還原則に基づいて対距離課金が行われている。現在では,ETC の普及により,ランプ間に対して多様な料金設定が可能となっている。本研究では,道路網全体の走行時間短縮便益が最大となる都市高速道路の料金パターンを探索する方法を開発する。最適料金パターンは,多様なパラメータの組み合わせで表現され,最適解を見つけるためには膨大な組み合わせの交通量配分の計算が必要となる。そこで本研究では,メタヒューリスティックアルゴリズムの一手法である蟻コロニー最適化を適用する。このアルゴリズムは,蟻の群れから食べ物までの経路を見つける挙動をモデル化したものである。蟻コロニー最適化を適用することで,少ない計算時間で都市高速道路の最適料金パターンが算定できることを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *都市高速道路 ,  *価格決定 ,  *ITS【交通】 ,  *計算機利用システム ,  *最適化 ,  *コロニー ,  *課金方式
準シソーラス用語： 料金設定 ,  *ETC【交通】 ,  *蟻コロニー ,  *料金体系

著者キーワード (8件)： 都市高速道路 ,  蟻コロニー最適化 ,  交通量配分 ,  群知能 ,  Urban Expressway ,  Ant Colony Optimization ,  Traffic Assignment ,  Swarm Intelligence

分類 (1件)： 道路輸送・サービス一般  (TB01010O)

引用文献 (15件)：

• 1) 国土交通省:近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針(案), http://www.mlit.go.jp/common/001155885.pdf (2018 年 5 月 1 日閲覧).
• 2) 奥嶋政嗣, 堀広毅:地方都市圏に関わる交通需要変動を考慮した高速道路料金政策の影響分析, 土木学会論文集 D3, Vol. 70, No. 5, pp. 549-557, 2014.
• 3) 味水佑毅, 根本敏則:一般道路の環境改善を目的とした大型車高速料金割引の経済分析, 日本物流学会誌, Vol. 2006, No. 14, pp. 197-204, 2006.
• 4) 瀬木俊輔, 小林潔司, 田上貴士:維持補修費用を考慮した次善高速道路料金, 土木学会論文集 D3, Vol. 70, No. 3, pp. 145-160, 2014.
• 5) 秋山孝正,井ノ口弘昭,奥嶋政嗣:都市高速道路のゾーン別対距離料金の適用可能性に関する検討, 交通学研究,pp.245-254, 2011.

タイトルに関連する用語 (4件)： 群知能 ,  都市高速道路 ,  料金設定 ,  提案