抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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製造業ではバーチャル・ファクトリーと呼ばれる3DCADデータを用いた生産準備が幅広く取り入れられている。生産準備において組立順序は作業性や工程レイアウトなどに影響を与えるため,多くの組立順序に基づいて検討すべきである。しかし,一般的に部品の数が増えると組立順序の数も莫大に増えてしまい,組立順序の導出が困難である。さらに作業効率が良い組立順序を見つけることに時間がかかるため,担当者の経験と勘に頼った数通りの組立順序でしか検討されていない。そこで本研究では,作業効率が良い組立順序を容易に把握するために,先行研究(坪井ら,2011)によって提案されているトーナメントツリーを用いることで部品の回転や治具の使用等を可視化する方法を考案した。この方法を実際に生産されている製品に適用したところ,組立作業数が少なく,かつ部品の回転や治具交換が少ない組立順序を見つけ出すことができた。(著者抄録)