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J-GLOBAL ID:201902274240931270   整理番号:19A0160210

He I10830Åにおける分光偏光観測によるフレアカーネルのベクトル磁場の測定

Measurement of vector magnetic field in a flare kernel with a spectropolarimetric observation in He I 10830 Å
著者 (11件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: 101.1-101.9  発行年: 2018年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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2015年8月9日に,飛騨天文台のドームレス太陽望遠鏡上の分光偏光計を用いて,He I三重項10830ÅおよびSi I 10827Åを含むスペクトル窓において,C4クラスフレアに関連したフレアカーネルを観測した。その事後最大位相におけるフレアカーネルでのHe I三重項の観測Stokesプロファイルは,フレアカーネルの三スラブモデルを用いたZeemanとPaschen-Back効果を考慮する反転により十分に再現しており,これらのモデルでは上向きと下向きの速度を持つ二つのスラブが放出を生み出し,一つのスラブが吸収を生じた。He I線の放出成分から推定された磁場強度は1400Gであり,これはフレア前の6.5時間の同じ線において同じ位置で観測される690Gよりも著しく強い。さらに,Si I10827Åから得られた光球磁場ベクトルは,フレアカーネルのそれと類似していた。この結果を説明するために,フレア中のHe I三重項における発光が深い層で生じ,その周りで非熱電子の衝撃がコロナ温度プラズマの形成をもたらすことを示唆した。He I放出が形成される位置における水素カラム密度と非熱電子エネルギー分布のべき乗則指数を仮定して,非熱電子の低エネルギーカットオフを20~30keVと導出した。これはRHESSIにより得られた硬X線データから推定されるものと一致した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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太陽系一般 

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