特許
J-GLOBAL ID:201903009328884437

転がり軸受の異常診断方法及び異常診断装置、異常診断プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 石田 喜樹 ,  上田 恭一
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-168085
特許番号:特許第6507297号
出願日: 2018年09月07日
要約:
【課題】軸受諸元が把握できない場合であっても、軸受の損傷の種類を推定可能とする。 【解決手段】診断回転周波数と共に測定開始が指令されると、振動加速度を測定して記録し、回転周波数と振動加速度とを対応付けて記録する(S1〜S6)。S7の判別で全測定が完了していれば、S8で、回転同期成分強調波形を算出し、S9では、比基本周波数と比振動源回転周波数を仮定し、回転同期成分強調波形の比基本周波数×自然数±比振動源回転周波数の位置に振動ピークが存在するかを判断し、振動ピークが存在した割合(一致率)を算出する。S10の判別で、既定された探索範囲で探索完了していれば、S11で、一致率が既定のしきい値以上である比基本周波数と比振動源回転周波数について、比振動源回転周波数の値に応じて軸受異常の種類を判断し、S12で診断結果を表示する。 【選択図】図4
請求項(抜粋):
【請求項1】 回転体を支持する転がり軸受の異常を診断する方法であって、 前記回転体の振動を複数回測定する振動測定ステップと、 前記振動を周波数分析して周波数毎の振動の大きさをそれぞれ求め、前記振動の周波数を回転周波数で除算して得られる無次元量を比周波数として、各回の測定で得られた前記振動の大きさの前記比周波数ごとの平均を回転同期成分強調波形として算出する回転同期成分強調波形算出ステップと、 前記回転同期成分強調波形の振動ピーク位置の規則性に基づいて、前記転がり軸受において力の発生する方向が変化する周波数である振動源回転周波数と前記回転周波数との比である比振動源回転周波数を推定し、前記比振動源回転周波数の値が1の場合には、前記転がり軸受の内輪損傷と判断し、前記比振動源回転周波数の値が前記転がり軸受の転動体の公転周波数を前記回転周波数で除算した値のとり得る範囲である場合には、前記転動体の損傷と判断し、前記比振動源回転周波数の値が0の場合には、前記転がり軸受の外輪損傷と判断する軸受損傷種類判別ステップと、 を実行することを特徴とする転がり軸受の異常診断方法。
IPC (1件):
G01M 13/04 ( 201 9.01)
FI (1件):
G01M 13/04
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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