特許
J-GLOBAL ID:200903038144222876

転がり軸受の欠陥検出装置および転がり軸受の欠陥検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 小栗 昌平 ,  本多 弘徳 ,  市川 利光 ,  高松 猛 ,  濱田 百合子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-304042
公開番号(公開出願番号):特開2006-118869
出願日: 2004年10月19日
公開日(公表日): 2006年05月11日
要約:
【課題】 転がり軸受から発生する振動を検出し測定時間内における振動信号の一部にのみ、きず等の欠陥に基づくパルスが出ている場合でも、きず等の欠陥を検出することを可能にすること。【解決手段】 転がり軸受にスラスト荷重を負荷して外輪および内輪を所定の回転数で相対回転させ、振動を振動センサ101で検出し、A/D変換器104でディジタル信号に変換して包絡線処理部105により包絡線信号に変換する。包絡線信号に表れるピークが包絡線信号の実効値にdB倍率を乗じて得られる設定値を超える数をピークカウンタ111で積算し、欠陥判定部112により積算値が所定のしきい値を超えるか否かで転がり軸受におけるきず等の欠陥の有無を判定する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
転がり軸受に所定のスラスト荷重を負荷し、外輪および内輪を所定の回転数で相対回転させて前記転がり軸受から発生する振動を検出し、該検出した振動に基づいて前記転がり軸受における欠陥を検出する転がり軸受の欠陥検出装置であって、 前記転がり軸受から発生する振動を検出して振動信号を生成する振動検出手段と、 該振動信号から所定周波数帯域の振動信号を抽出する周波数フィルタ手段と、 該抽出した所定周波数帯域の振動信号を所定のサンプリング周波数でディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換手段と、 該ディジタル信号に変換した振動信号を包絡線処理して包絡線信号を生成する包絡線信号処理手段と、 該包絡線信号におけるしきい値以上の極大となるピークの数が所定の設定値を超えた場合に、前記転がり軸受を構成する部材のいずれかに欠陥があり且つ当該欠陥以外で転がり軸受から発生する異物音があると暫定的に判定する第1の欠陥判定手段と、 前記第1の欠陥判定手段によって前記転がり軸受を構成する部材のいずれかに欠陥があり且つ当該欠陥以外で転がり軸受から発生する異物音があると判定された場合の前記包絡線信号について自己相関関数を演算する自己相関関数演算手段と、 該自己相関関数の演算結果で相関が強いことを示すピーク強度が現れる時間遅れ要素(lag)の位置と、前記転がり軸受を構成する部材に欠陥がある場合に、前記転がり軸受の軸受諸元から計算される前記部材毎に特有の欠陥周波数および前記所定のサンプリング周波数に基づいて前記自己相関関数演算を行なうことにより予測される前記部材毎の時間遅れ要素の位置と、を照合することにより、前記転がり軸受の欠陥がある前記部材を特定する第2の欠陥判定手段と、 を備えることを特徴とする転がり軸受の欠陥検出装置。
IPC (3件):
G01M 13/04 ,  F16C 19/52 ,  G01H 17/00
FI (3件):
G01M13/04 ,  F16C19/52 ,  G01H17/00 A
Fターム (28件):
2G024AC01 ,  2G024BA15 ,  2G024BA21 ,  2G024BA27 ,  2G024CA13 ,  2G024DA03 ,  2G024DA09 ,  2G024EA01 ,  2G024FA02 ,  2G024FA04 ,  2G024FA06 ,  2G024FA11 ,  2G064AA17 ,  2G064AB01 ,  2G064AB02 ,  2G064AB13 ,  2G064AB22 ,  2G064BA02 ,  2G064CC02 ,  2G064CC22 ,  2G064CC26 ,  2G064CC29 ,  2G064CC54 ,  3J101AA01 ,  3J101AA54 ,  3J101AA62 ,  3J101FA21 ,  3J101FA24
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (11件)
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