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J-GLOBAL ID：202002211075484391   整理番号：20A1722379

実験データベースを用いた鉄筋コンクリート造部材の構造特性評価式の検証(2020年版)

Investigation on Structural Performance Evaluation of RC Members using Comprehensive Experimental Database 2020

著者 (11件)： 田才晃 (横浜国大) ,  楠浩一 (東大) ,  向井智久 (建築研) ,  渡邊秀和 (建築研) ,  西村康志郎 (北大) ,  田尻清太郎 (東大) ,  中村孝也 (新潟大) ,  磯雅人 (福井大) ,  坂下雅信 (国土技術政策総合研) ,  楠原文雄 (名古屋工大) ,  谷昌典 (京大)
資料名： 建築研究資料  (Building Research Data)
号： 197 (CD-ROM)  ページ： ROMBUNNO.197  発行年： 2020年03月 
JST資料番号： Z0091A  ISSN： 0286-4630  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (1)鉄筋コンクリート造構造部材の加力実験に関するデータベースの構築。現在の構造設計で使用されている部材の構造性能評価式の精度検証を目的として,既往の研究で実施された構造実験を調査し,普通強度材料および高強度材料を用いた鉄筋コンクリート造構造部材に関する構造性能についてのデータベースを作成する。対象とする部材は「梁・柱」,「袖壁付き柱」,「腰壁・垂れ壁付き梁」,「耐力壁」,「柱梁接合部」,「架構」とする。これらの実験データは,基本的には「日本建築学会構造系論文集」,「日本建築学会日本建築学会構造工学論文集(以下,構造工学)」,「日本コンクリート工学協会年次大会論文集」,「日本コンクリート工学協会コンクリート工学論文集」の文献から収集する。対象期間は1975年~2017年である。(2)データベースの設置。クラウドコンピューティングを用いて,インターネットを介して管理可能なデータベースの構築を行った。システムは,インターネットを介してどこからでもアクセスすることが出来るようにし,基本的にはひとつのファイルを常に修正することで,バージョン管理を容易にした。(3)設計式の精度検証と適用範囲の検証。今回構築したデータベースを用いて,全国官報販売協同組合発行の構造関係技術基準解説書(2015年版)に記載の式および日本建築学会が刊行している規準・指針類に示されている設計式を用いて鉄筋コンクリート造構造部材の各構造性能について評価を行い,その評価精度について検討を行う。その際,データベースに入力されている実験の加力方法,試験体の形状,材料強度の範囲などの条件を考慮し,設計式の適用範囲についての検証も同時に行う。(著者抄録)

シソーラス用語： *鉄筋コンクリート構造 ,  梁 ,  柱 ,  側壁 ,  耐力壁 ,  柱梁接合部 ,  骨組 ,  *構造強度 ,  *測定データ ,  予測誤差 ,  *データベース ,  計算機利用 ,  インターネット ,  *近似式 ,  設計基準 ,  検証 ,  資料調査
準シソーラス用語： クラウドコンピューティング

分類 (1件)： コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (1,363件)：

• 青山博之,平石久廣,桝田佳寛,阿部道彦,塩原等,上之薗隆志,勅使川原正臣,野口博,藤谷秀雄:鉄筋コンクリート造建築物の超軽量・超高層化技術の開発,建築研究報告 No.139,2001,国土交通省建築研究所
• 室田達郎,青山博之,平石久廣:NewRC プロジェクトの経緯および概要,コンクリート工学,6-10,1994
• 東洋一:鉄筋コンクリート短柱の崩壊防止に関する総合研究(その1・全体計画とその経過),日本建築学会大会学術講演梗概集. 構造系 48(構造),1413-1414,1973-10
• 日本建築学会:鉄筋コンクリート造建物の靭性保証型耐震設計指針・同解説,1997
• 鉄筋コンクリート造建物の終局強度型耐震設計指針・同解説,日本建築学会,1990

タイトルに関連する用語 (5件)： 実験 ,  データベース ,  鉄筋コンクリート造 ,  特性評価 ,  検証