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J-GLOBAL ID：202002237035829923   整理番号：20A1719968

2011年東北地方太平洋沖地震津波後に宮城県蒲生干潟の潟湖底・干潟堆積物から見出された珪藻群集

Diatom Assemblages of Lagoon Bed and Tidal Flat Sediments in Gamo Lagoon After the 2011 Tohoku-oki Tsunami, Miyagi Prefecture, Japan

著者 (2件)： 伊藤晶文 (山形大 人文社会科学) ,  佐藤菜々美 (TIS東北)
資料名： 季刊地理学  (地理学)
巻： 72  号： 2  ページ： 122-130  発行年： 2020年07月31日 
JST資料番号： L3306A  ISSN： 0916-7889  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本研究は,2011年津波後の宮城県蒲生干潟で,潟湖の水質調査と堆積物試料の粒度分析をし,塩分濃度と潟湖・干潟底の構成物質,珪藻群集を明らかにしたこと等の報告。
・調査地域に関し,2011年津波では,津波により砂州が大きく分断され,潟湖が消失するとともに,かつての潟湖および干潟に砂が堆積したこと等の報告。
・試料採取および水質調査,粒度分析,珪藻分析,試料採取地点の水質および表層堆積物の粒度,珪藻分析結果についての報告。
・2011年東北地方太平洋沖地震津波後に蒲生干潟の潟湖底・干潟堆積物から39属135種の珪藻が検出され,全ての採取地点では,12属30種であったこと等の報告。

シソーラス用語： *大地震 ,  *津波 ,  *干潟 ,  *珪藻類 ,  ラグーン ,  堆積物 ,  水質調査 ,  粒度分析 ,  試料採取
準シソーラス用語： *干潟環境 ,  *珪藻 ,  *東北地方太平洋沖地震

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (38件)：

• 安藤一男(1990):淡水産珪藻による環境指標種群の設定と古環境復元への応用.東北地理,42, 73-88.
• 伊藤晶文・小岩直人・松本秀明(2018):宮城県井土浦海岸における2011年東北地方太平洋沖地震津波後の地形変化:DEM, SfM-MVSによるDSMおよび深浅測量データを用いた検討.地形,39, 137-147.
• 金谷 弦・菊地永祐(2011):富栄養化が汽水域の底生生態系に及ぼす影響について.地球環境,16, 33-44.
• 金谷 弦・鈴木孝男・牧 秀明・中村泰男・宮島祐一・菊地永祐(2012):2011年巨大津波が宮城県蒲生潟の地形,植生および底生動物相に及ぼした影響.日本ベントス学会誌,67, 20-32.
• 小岩直人・葛西未央・伊藤晶文(2014):青森県十三湖における完新世の湖水成層化と地形環境.第四紀研究,53, 21-34.

タイトルに関連する用語 (9件)： 2011年東北地方太平洋沖地震 ,  津波 ,  宮城 ,  蒲生干潟 ,  潟湖 ,  干潟 ,  堆積物 ,  珪藻 ,  群集