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J-GLOBAL ID:202002256258311692   整理番号:20A0186345

原核生物と真核生物の境界に位置するアーキアの分離

Isolation of an archaeon at the prokaryote-eukaryote interface
著者 (25件):
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巻: 577  号: 7791  ページ: 519-525  発行年: 2020年01月23日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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真核生物の起源はいまだ明らかにされていない。最新のデータは,「アスガルド類」と呼ばれる系統のアーキアから真核生物が進化した可能性を示唆している。アスガルド類アーキアのゲノムには真核生物様の特徴が報告されているが,培養株および関連する生理学的知見が得られていないため,アーキアから真核生物への進化の道筋はいまだ解明されていない。本論文では,ロキアーキオータ門に属するアスガルド類アーキアを10年以上かけて深海堆積物から分離したことを報告する。我々が「Candidatus Prometheoarchaeum syntrophicum」と名付けたこのアーキアのMK-D1株は,増殖速度が極度に遅い嫌気性の極小球菌(直径約550nm)であり,栄養共生によってアミノ酸を分解する。アスガルド類アーキアには真核生物様の細胞小器官が存在すると示唆されていたが,この分離株の細胞内部には小器官様の構造体は認められなかった。代わりに,このアーキアの細胞形態は複雑であり,長くて分岐がある独特の突起を有する。培養およびゲノム解析から得られたデータ,ならびに既存の文献の合理的な解釈に基づき,我々は真核生物の誕生について,仮説モデル「entangle-engulf-endogenize(巻き込み-飲み込み-内部で発達)モデル(別名E3モデル)」を提案する。Copyright Nature Japan KK 2020
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分類 (1件):
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進化論一般 
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