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J-GLOBAL ID：202002256599831806   整理番号：20A1025331

中性条件下でのグルカゴンのフィブリル形成中のグルカゴン含有リン脂質二重層の形態変化の31Pおよび13C固体NMR分析【JST・京大機械翻訳】

³¹P and ¹³C solid-state NMR analysis of morphological changes of phospholipid bilayers containing glucagon during fibril formation of glucagon under neutral condition

著者 (5件)： Haya Kazumi (Graduate School of Engineering, Yokohama National University, 79-5 Tokiwadai, Hodogaya-ku, Yokohama 240-8501, Japan) ,  Makino Yoshiteru (Graduate School of Engineering, Yokohama National University, 79-5 Tokiwadai, Hodogaya-ku, Yokohama 240-8501, Japan) ,  Kikuchi-Kinoshita Akie (Graduate School of Engineering, Yokohama National University, 79-5 Tokiwadai, Hodogaya-ku, Yokohama 240-8501, Japan) ,  Kawamura Izuru (Graduate School of Engineering, Yokohama National University, 79-5 Tokiwadai, Hodogaya-ku, Yokohama 240-8501, Japan) ,  Naito Akira (Graduate School of Engineering, Yokohama National University, 79-5 Tokiwadai, Hodogaya-ku, Yokohama 240-8501, Japan)
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1862  号： 7  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： グルカゴンは,種々の器官に位置する特異的受容体と相互作用する膵臓α細胞により分泌される29アミノ酸ペプチドホルモンである。グルカゴンはアポトーシスシグナル伝達経路の活性化により細胞毒性であるゲル様線維凝集体を形成する傾向がある。グルカゴン-膜相互作用を理解するため,中性溶液中のグルカゴンを含むジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)二分子層の形態変化を,31P NMRスペクトルを観察することにより調べた。最初に,50/1のDMPC/グルカゴンモル比を有する脂質二分子層を観察した。DMPC/グルカゴン脂質二分子層試料を調製した1日後に,脂質二分子層は相転移温度(Tc)以下で破壊された。膜破壊は,グルカゴン-DMPC相互作用の減少により調製後2日で減少し,その後4日間増加し,再び7日間減少した。TEM測定により,グルカゴンの小楕円体中間体が4日後に脂質二分子層の小サイズ内で観察され,一方,フィブリルは19日後に脂質二分子層内で成長することを示した。これらの結果は,DMPC/グルカゴン脂質二分子層の形態変化がグルカゴン凝集状態の進化と相関することを示す。特に,フィブリル中間体は強いグルカゴン脂質二分子層相互作用を示した。さらに,13C固体NMR分光法を用いて中性溶液中のDMPC脂質二分子層内部のグルカゴン線維形成の構造と動力学を調べた。αヘリックス構造は単量体型のGly4及びAla19周辺で観察され,これはフィブリル型のβシート構造に変化した。フィブリル化過程は,第一段階が均一核形成(k_1)である二段階自己触媒反応機構により説明でき,第二段階は自己触媒不均一フィブリル化過程(k_2)である。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *NMR【磁気共鳴】 ,  核形成 ,  凝集 ,  相互作用 ,  ゲル ,  *グルカゴン ,  フィブリル化 ,  単量体 ,  β構造 ,  細胞毒性 ,  アポトーシス ,  脂質二分子膜 ,  凝集体
準シソーラス用語： *固体NMR ,  *フィブリル , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： グルカゴン凝集体 ,  リン脂質二重層 ,  グルカゴンりん脂質相互作用 ,  細動機構 ,  固体NMR

分類 (1件)： 生体膜一般  (EF04010G)

タイトルに関連する用語 (6件)： 中性 ,  グルカゴン ,  フィブリル ,  リン脂質二重層 ,  固体NMR ,  分析