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J-GLOBAL ID：202002270976727369   整理番号：20A2118086

保育施設から発生する音の特徴と近隣住民の意識

Features of sounds generated from childcare facilities and inhabitants’ awareness

著者 (3件)： 片岡寛子 (九大 大学院芸術工学府) ,  高田正幸 (九大 大学院芸術工学研究院) ,  岩宮眞一郎 (日本大 芸術)
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 76  号： 10  ページ： 562-571  発行年： 2020年10月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 保育施設から発生する音の影響を体系的に把握することを目的として,音環境実測調査と近隣住民に対する意識調査を行った。幼児の声や運動会の音は,多くの回答者に好感が持てると判断されたが,それらを不快に感じる回答者もいた。不快な音は,特になしとの回答が多かったが,保育士の声や送迎車の音などに対する指摘も見られた。実測調査と意識調査の対応から,保育施設から発生する音に対する好感や不快感は,その発生時間の長さやA特性時間平均音圧レベルの大きさに必ずしもよらないことが分かった。また,保育施設で行われる行事への参加経験や参加の意思がある人ほど,保育所の新設により肯定的であることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *保育園 ,  学校 ,  *音環境 ,  遊び場 ,  *意識調査 ,  住民 ,  有声音 ,  音圧レベル ,  個人 ,  属性 ,  幼稚園 ,  *実測調査 ,  数値
準シソーラス用語： 園庭 ,  近隣住民 ,  発声音

分類 (3件)： その他の騒音・振動  (SB04040P) ,  教育施設,文化施設,宗教建築  (RB05050G) ,  音響測定  (BB03040R)

引用文献 (20件)：

• [1] 厚生労働省ホームページ, 待機児童の解消に向けた取組の状況について, https://www.mhlw.go.jp/file/04Houdouhappyou-11907000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Hoikuka/0000176134.pdf(参照 2019-01-19).
• [2] 子どもって迷惑?-急増する保育園と住民のトラブル-, http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3573.html(参照 2019-08-18).
• [3] 毎日新聞電子版, 2016年4月11日付, “私立保育園「子供の声うるさい」開園断念” (2016), https://mainichi.jp/articles/20160412/k00/00m/040/070000c(参照 2018-11-08).
• [4] 厚生労働省, 報道発表資料, 人口減少社会に関する意識調査報告書, p.38 (2015).
• [5] 環境省, 環境基本法(平成5年法律第91号)第16条第1項, 騒音に係る環境基準について(1993).

タイトルに関連する用語 (4件)： 保育施設 ,  音 ,  住民 ,  意識