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J-GLOBAL ID：202002283098815109   整理番号：20A2438124

音で追跡するフクロウの巣立ち

Acoustic monitoring of owl fledglings

著者 (6件)： 松林志保 (大阪大 大学院工学研究科) ,  斎藤史之 (いであ) ,  鈴木麗璽 (名古屋大 大学院情報学研究科) ,  中臺一博 (東京工大) ,  中臺一博 (ホンダ・リサーチ・インスティテュート・ジャパン) ,  奥乃博 (早稲田大 ヒューマン・ロボット共創研)
資料名： 景観生態学  (Landscape Ecology and Management)
巻： 25  号： 1  ページ： 87-89  発行年： 2020年06月30日 
JST資料番号： L7338A  ISSN： 1880-0092  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・ロボット聴覚オープンソースソフトウェアとマイクロフォンアレイを用いた録音分析システムが,夜行性鳥類の行動観測に有用かどうかを検討。
・大阪府四條畷市の森林内のフクロウの雛2個体が,巣立ち後数日間巣箱付近に留まった後,北東方向150m地点まで移動していたことが判明。
・音の時系列変化の測定結果から,雛の移動方法が当初は枝の飛び伝いであったが,徐々に飛行能力を獲得して飛翔による移動をするようになったことが判明。
・本研究で用いた録音分析システムにより,夜行性鳥類の移動経路および移動方法を追跡可能であることを示唆。

シソーラス用語： フクロウ類 ,  *成長 ,  観察 ,  動物行動 ,  生態学 ,  経時変化 ,  *音響アレイ ,  飛翔 ,  録音 ,  *監視 ,  音響測定 ,  音像定位
準シソーラス用語： *マイクロホンアレイ ,  *音響モニタリング ,  行動観察 ,  時系列変化 ,  *巣立ち ,  動物の飛翔 ,  動物行動学

分類 (1件)： 個生態学  (EE03020H)

引用文献 (8件)：

• Collier, T. C., Kirschel, A. N. G. and Taylor, C. E. 2010. Acoustic localization of antbirds in a Mexican rainforest using a wireless sensor network. The Journal of Acoustical Society of America 128: 182.
• Clark, C. J., and Mistick, E. A. 2018. Strategic acoustic control of a hummingbird courtship dive. Current Biology, 28(8): 1257-1264. e6.
• Matsubayashi, S., Suzuki, R., Saito, F., Murate, T., Masuda, T., Yamamoto, K., Kojima, R., Nakadai, K., and Okuno, H. G. 2017. Acoustic monitoring of the great reed warbler using multiple microphone arrays and robot audition. Journal of Robotics and Mechatronics 27(1): 213-223.
• 松林志保・斎藤史之・鈴木麗璽・千葉尚彬・中臺一博・奥乃博.2017.外来種ソウシチョウが在来種の歌行動へ与える影響を探る:マイクロフォンアレイを用いた森林性鳥類の観測実例.JSAI Technical report SIG -Challenge-049-4(11/25), 23-28.
• 松林志保・斎藤史之・鈴木麗璽・中臺一博・奥乃博.2019.鳴き声で追う夜行性鳥類:ロボット聴覚技術の応用実例.景観生態学 24(1&2): 104-105.

タイトルに関連する用語 (3件)： 音 ,  追跡 ,  巣立ち