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J-GLOBAL ID:202002292129417694   整理番号:20A0555206

設計革新分析のジレンマ:携帯電話設計特許の分析

The dilemma of design innovation Analysis of mobile phone’s design patent
著者 (3件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 209-222(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0460A  ISSN: 1347-4456  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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Eisenman(2013)は,設計革新の重要性が産業の初期と後期段階で増加するが,中期段階では最低であると主張した。これに対し,本研究では,設計特許データを利用して,様々なタイプの設計が生まれたフィーチャーフォン時代(1999~2008)の携帯電話についての調査を通じて,彼の主張を経験的に調べた。著者らは,現在のスマートフォンの登場前に登録された携帯電話の設計特許数を分析するとともに,被引用数の年平均(特定の設計特許が引用される回数)と引用数(特定の設計特許が以前の設計特許を引用する回数)を調べた。さらに本研究では,設計関連技術の蓄積との相互作用を明らかにするために,1年当たりの設計関連特許出願数も分析した。結果では,産業の後期段階には登録設計特許件数の増加があったが,特に2007~2008年の間では,平均被引用数が2003年以降の平均引用数以下に低下することを明らかにした。言い換えると,産業の後期段階では多くの設計革新が出現したが,これらの多くは過去の設計に追いかける増加変動であった。対照的に,設計関連特許出願は2004年にピークに達し,その後低下した。設計における新しい変動の発生を容易にする設計関連特許数の増加がこの傾向に影響すると仮定した。これらの結果は,設計関連技術を蓄積することにより,時間とともに設計技術革新を生成し続けることができるが,時間が経過するにつれて真に影響力のある設計革新を創出することが困難になるというジレンマを示している。従って,本研究は,Eisenman(2013)の理論的命題が実現困難であることを明らかにした。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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市場調査,広告  ,  移動通信  ,  電気工学一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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