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J-GLOBAL ID：202102262501339291   整理番号：21A0062101

三次元粒子法型数値波動水槽を用いた防波堤堤頭部における巨大津波流れに関する検討

STUDY ON A HUGE TSUNAMI AROUND THE BREAKWATER HEAD BY THREE-DIMENSIONAL PARTICLE-BASED NUMERICAL WAVE FLUME

著者 (6件)： 久保田博貴 (パシフィックコンサルタンツ株式会社 国土基盤事業本部 港湾部) ,  鶴田修己 (港湾空港技術研究所 耐波研究グループ) ,  千田優 (港湾空港技術研究所 津波高潮研究グループ) ,  朝比翔太 (港湾空港技術研究所 耐波研究グループ) ,  遠山憲二 (四国地方整備局 高松港湾空港技術調査事務所) ,  鈴木高二朗 (港湾空港技術研究所 耐波研究グループ)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_283-I_288(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 津波襲来時の防波堤堤頭部の越流を伴う流れ場は,複雑流を再現するために実験規模や計算負荷が大規模になることから水理模型実験や数値波動水槽を用いた検討例が少なく,未だ不明な点が多い.そこで,本研究では大規模な三次元水理模型実験を実施すると伴に,広域計算が可能なSTOC-MLから粒子法型数値波動水槽PARISPHEREへと繋ぎ,巨大津波を対象に大領域かつ高解像度に現象を追跡するための枠組みを提案し,水理模型実験との比較から数値計算モデルの妥当性を検討した.さらに,これら防波堤堤頭部の詳細な検討から,港内外水位差が大きい巨大津波では防波堤先端部付近で津波が港内側下部へ潜り込み,流速が小さい上層と大きい下層の二層構造を呈する新たな傾向を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： 津波 ,  *大津波 ,  大規模 ,  *水理模型試験 ,  *数値解析 ,  流動解析 ,  計算機シミュレーション ,  防波堤 ,  頭部 ,  *流れ場
準シソーラス用語： 地震津波 ,  巨大津波 ,  水理模型実験 ,  粒子法 ,  数値波動水槽 ,  妥当性検証 ,  潜り込み ,  二層構造

著者キーワード (7件)： tsunami ,  breakwater ,  STOC-ML ,  PARISPHERE ,  particle method ,  ISPH ,  overflow

分類 (5件)： 波浪,潮流  (DC06040R) ,  水理学一般,水理実験  (RC10011E) ,  流体波  (RC10013M) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (14件)：

• 1) 有川太郎,佐藤昌治,下迫健一郎,富田孝史,辰巳大介,廉慶善,高橋研也:釜石湾港防波堤の津波による被災メカニズムの検討-水理特性を中心とした第一報,港湾技術研究所資料,No. 1251,2012.
• 2) 有川太郎,佐藤昌治,下迫健一郎,富田孝史,廉慶善,丹羽竜也:津波越流時における混成堤の被災メカニズムと腹付工の効果,港湾空港技術研究所資料,No. 1269,2013.
• 3) 丸山草平,松本朗,半沢稔:防波堤港内側マウンド被覆材の津波に対する安定性に関する実験,土木学会論文集 B3(海洋開発),Vol. 68,No. 2,pp. I_7-I_12,2012.
• 4) 砂川透吾,大久保陽介,辻尾大樹,鈴木信夫,小笠原敏記:巨大津波に対する粘り強い防波堤の構造検討に関する数値解析手法の適用性,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 70,No. 2,pp. I_191-I_195,2014.
• 5) 村上啓介,徳冨裕貴,内村將吾,真木大介:津波越流による防波堤基礎マウンドの洗掘特性に関する実験的検討,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 71,No. 2,pp. I_1207-I1212,2015.

タイトルに関連する用語 (5件)： 粒子法 ,  数値波動水槽 ,  防波堤 ,  巨大津波 ,  流れ