研課題
J-GLOBAL ID:202104001214761913  研究課題コード:11103980

イオンモーターへのスイッチの導入とリポソームのイオン濃度の制御

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 物質工学科, 講師 )
研究概要:
ATP合成酵素は生体膜上に存在し、ATPの化学エネルギーにより中心軸を回転させてイオンを輸送する回転分子モーターである。本研究では、この膜に組み込まれた分子モーターの回転を制御して、リポソーム内のイオン濃度を制御することを目的とする。この研究で、1酸化処理による架橋の形成で中心軸の回転を制御したATP合成酵素を作製、2ATP合成酵素の回転制御によるリポソーム内の水素イオン濃度の制御を実施した。こうして、酸化還元処理によって、リポソーム内の水素イオン濃度を制御することが可能となった。今後は、細胞レベルでイオン濃度を制御したリポソームを使用した場合の有効性を実証し、実用化に向けての開発を展開していく。
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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