抄録/ポイント: 抄録/ポイント
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材料科学分野では,マテリアルズ・インフォマティクスと呼ばれるデータ駆動型の材料設計が盛んに検討されている。文書から抽出した技術データの活用は,その一環として重要視されている。特に,材料科学分野の研究者視点で整理された材料組成等の情報,その中でも,材料を構成するための基本的情報である元素比率を技術文書から機械的に抽出し,構造的に把握する方法が求められている。文書中の特定情報(固有表現)を抽出する方法として,抽出対象の手掛かりとなる「手掛かり表現」を利用する方法が提案されている。しかし,この方法は新たな手掛かり語を獲得するためのコストが問題であった。そこで,本研究では,特許明細書を対象として,材料に関する情報を固有表現として特定するための新たな手法に,手掛かり語タグを用いた固有表現抽出手法を提案する。手掛かり語タグは,抽出対象の固有表現と手掛かり語とを同時に抽出することを可能とするだけでなく,抽出対象の固有表現との意味的まとまりを持つ構造の獲得に有効である。この手掛かり語タグを導入することで,固有表現の抽出精度が向上し,全体の抽出性能は劣化しないこと,さらに,新たな手掛かり語の獲得も可能であることを実験により確認した。(著者抄録)