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J-GLOBAL ID：201602212050769423   整理番号：16A0209686

リブレットの抵抗低減効果を模擬する乱流モデルの構築

Development of Turbulence Model to Simulate Drag Reducing Effects of Riblets

著者 (3件)： 岡林希依 (宇宙航空研究開発機構) ,  末永宇識 (首都大学東京大学院システムデザイン研究科) ,  淺井雅人 (首都大学東京大学院システムデザイン研究科)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 64  号： 1  ページ： 41-49 (J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リブレット近傍の流れを直接計算することなくその摩擦抵抗低減効果を見積もれるRANSモデルの開発を行った。MenterのSST RANSモデルの壁面境界条件を改良した。モデリングには過去の実験データを援用した。モデルの基礎となる式を導出し,2種類のV字型リブレットを貼付したゼロ圧力勾配下での平板境界層を対象として検証を行った。その結果それぞれ実験で得られる抵抗低減率を良好に再現することを確認した。しかしゼロ圧力勾配下で検証したモデルを使い以前に実施されたリブレットを貼付したNACA0012翼の実験に対応する計算を行ったが,抵抗低減効果が過小評価された。したがって逆圧力勾配の影響をモデルに組み込む必要があることが示唆された。

シソーラス用語： 流跡線 ,  減少 ,  乱流モデル ,  *航空機 ,  翼 ,  翼形 ,  圧力勾配 ,  *リブレット ,  *抵抗低減 ,  RANSモデル ,  NACA翼 ,  モデル
準シソーラス用語： NACA翼形

分類 (1件)： 航空機の空気力学  (QK02010T)

引用文献 (28件)：

• 1) MBB Transport Aircraft Group: Microscopic Rib Profiles Will Increase Aircraft Economy in Flight, Aircraft Eng., 60, 1 (1988), p. 11.
• 2) Schlichting, H. and Gersten, K.: Boundary Layer Theory, 8th Revised and Enlarged Edition, Springer, Berlin, 2000.
• 3) Jimenez, J.: Turbulent Flows over Rough Walls, Annu. Rev. Fluid Mech., 36 (2004), pp. 173-196.
• 4) Tani, I.: Drag Reduction by Riblet Viewed as Roughness Problem, Proc. Japan Acad., 64, Ser. B (1988), pp. 21-24.
• 5) Spalart, P. R. and Allmaras, S. R.: A One-Equation Turbulence Model for Aerodynamic Flows, AIAA 30th Aerospace Sciences Meeting & Exhibit, AIAA Paper 92-0439, 1992, pp. 1-22.

タイトルに関連する用語 (4件)： リブレット ,  低減効果 ,  乱流モデル ,  構築