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J-GLOBAL ID:201502216397904930   整理番号:15A0769969

剪断波の偏向異方性を通して見た1891年濃尾地震の震源域周辺の上部地殻内の応力状態

Stress state in the upper crust around the source region of the 1891 Nobi earthquake through shear wave polarization anisotropy
著者 (2件):
資料名:
巻: 67  号: Apr  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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筆者らは,中部日本の1891年濃尾地震の震源域周辺の上部地殻内のS波偏向異方性について調べた。ほとんどの観測局において,より高速な偏向剪断波の向きは,分析地域において支配的である応力誘起異方性を示す最大水平圧縮歪速度と応力軸に平行であることが示された。また,震源断層の近くでは,より高速な偏向剪断波の向きは,震源断層の走行に対して斜めである。これは,濃尾地震の断層運動によって生成された震源断層の走向に平行である微小亀裂が,断層回復とともに回復したことを示唆している。応力誘起異方性については,差歪速度の関数としての異方性上部地殻中の経路長で正規化した時間遅延が日本の内陸部高歪み速度域のものと一致した。これらのデータは従来研究のものと一緒になって,S波スプリッティングから推定された応力速度の変動が,地殻変動観測から推定したものに近いことを示している。これは,脆性上部地殻内の応力速度の変動が地表の歪速度のそれにリンクしていることを意味している。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地震の物理的性質 
引用文献 (25件):

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