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J-GLOBAL ID：201602211527408359   整理番号：16A0023270

京・FX10における倍々精度演算の高速化

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著者 (6件)： 佐々木信一 (工学院大) ,  菱沼利彰 (筑波大) ,  藤井昭宏 (工学院大) ,  田中輝雄 (工学院大) ,  椋木大地 (理研 計算科学研究機構) ,  今村俊幸 (理研 計算科学研究機構)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2015  号： HPC-151  ページ： VOL.2015-HPC-151,NO.15 (WEB ONLY)  発行年： 2015年09月23日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 倍々精度演算はBaileyらが考案した”Double-Double”精度のアルゴリズム[1]を用いて,倍精度演算の組合せにより四倍精度演算を行う手法である。倍々精度乗算はFMA(積和)演算器を搭載するプロセッサでは積和演算の中間結果を高精度で保持できアルゴリズム的に演算量を削減できる(FMAアルゴリズム)。本研究ではスーパコンピュータ京[6]およびFX10に搭載されているFMA演算器とSIMD(Single Instruction Multiple Data)演算機構を用いて,これらに最適なベクトル演算および疎行列ベクトル積(疎行列部は倍精度)の高速化手法を提案する。実験の結果,ベクトル演算ではキャッシュ容量に収まる範囲では本手法適用前に比べ約5倍,収まらない範囲ではメモリ性能に制約を受けるまで高速化できること,疎行列ベクトル積では高速化手法によりフロリダ行列に対しては最大4.5倍の高速化したことを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *スーパコンピュータ ,  *演算 ,  *数値計算 ,  行列 ,  高速演算方式 ,  *京【スーパコンピュータ】
準シソーラス用語： 行列演算 ,  *倍々精度演算

分類 (2件)： 数値計算  (JE02000J) ,  ディジタル計算機方式一般  (JC02010O)

タイトルに関連する用語 (1件)： 高速化